ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

少しだけ 2015年のドラマ+本の振り返り

2015年の振り返りーその2です。

英ドラマに関しては正直、昨年も一昨年とほぼ同じ作品しか見てなかった〜(汗)
6月にオックスフォードを訪れた為、「主任警部モース」と「ルイス警部」を予習・復習をかねて繰り返し見てたせいですね、はい。

 

そんな中、クランフォードは初めて見ることができたドラマで、とても面白くて何度も見たい作品になりました。
こういった悲喜劇が大好きなのですが、特に登場人物の描き方がステレオタイプでないところが素敵です。
イギリスのドラマを見ていてしみじみ思うのは、いい俳優達がそれぞれの仕事をしていて、作品に深みを与えているなぁという事でしょうか。

ギャスケルの原作「女だけの町―クランフォード」も、ドラマきっかけで久しぶりに読み返しました。


次に印象的だったドラマは「私立探偵ジャクソン・ブロディ」
話が重くなった2よりも、断然シリーズ1が好みです。
このドラマが面白かったので図書館で借りてみた本。

探偵ブロディの事件ファイル

探偵ブロディの事件ファイル

 

これはっ! ドラマよりもさらに面白い
すごく好みだったので、アトキンソンの他の本も読んでみました。

博物館の裏庭で (新潮クレスト・ブックス)

博物館の裏庭で (新潮クレスト・ブックス)

 

こちらは、読み応えもある大作です。
母の胎内にいるルビーによって語りはじめられる、四代にわたる物語。
二度の世界大戦を背景にかなり悲惨な物語展開でもあるのに、どことなくユーモラスなのです。
ただ、辻褄の合わない箇所が気になったので調べてみると、どうやら誤訳のようで、そこはちょっと残念ですが。

世界が終わるわけではなく (海外文学セレクション)

世界が終わるわけではなく (海外文学セレクション)

 

こちらも、不思議なタッチで面白い。

ケイト・アトキンソン、好きだわ!
日本では、おそらくこの3冊しか出版されてないのかな〜?

ドラマと本のリンクが楽しいのはもちろん、新しく作家さんを知るきっかけになるドラマに感謝!ですなぁ〜

 

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少しだけ 2015年の映画の振り返り

年が明け、あっという間に時がたってしまいました。
松の内に新年のご挨拶だけでもしておかなければ!
今年もよろしくお願いいたします
少しだけ、昨年のまとめもしておきたいと思います。

昨年は6月に十何年かぶりの夫婦揃っての旅行、そして10月に実母の入院&抗がん治療と、映画館との距離が少しあいた一年でした。
本数は数えてないのですが、例年に比べかなり少なかったと思われます。

その中で特に印象に残った映画は(鑑賞順にあげてます)

音楽にハマった、この2本
「はじまりのうた」
 「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」
特に、ゴッド・ヘルプ・ザ・ガールはサントラをよく聴いた〜♪

他に忘れられないのは、この3本

「おみおくりの作法」
静かで味わい深い映画

 「イミテーション・ゲーム」
胸が熱くなってしまう映画

「パレードへようこそ」
ユーモアとアイロニー。胸のすく映画

映画としてというよりも「アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生」は、これから年を重ねていく上で元気のもらえる作品でした。
たかがファッション、されどファッションという感じでしょうか。

また、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」とマシュー・ボーンのバレエ作品に映画館で触れる機会があり、どちらも素晴らしかった。

そして「若尾文子映画祭 青春」が楽しくてしかたなかった!
こちらは現在(〜2016年2月6日)アンコール上映中です。

劇場鑑賞ではない旧作に関しては、年の始めに見たにも関わらずこの2作品の印象が今も鮮烈に残っています。
「ハンナ・アーレント」
アーレントの思想に学ぶ事は多いと思います。
全体主義的思想に走りそうな危険を感じる、今だからこそ!

「ロンドン・リバー」
こちらも、今の時代だからより胸に迫るものがあります。

こうやって振り返ると、イギリス製作の映画が多いですね。
「はじまりのうた」も監督ジョン・カーニーはダブリンの人だし。
楽しかったり、考えさせられたり、感動したり、笑ったり。
これらの映画に感謝です。
今年も良い作品にめぐり合えますように!

 

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