公式サイト:https://gaga.ne.jp/coda/
※音声が出ますのでご注意ください
監督・脚本:シアン・ヘダー
撮影監督:パウラ・ウイドブロ
音楽プロデューサー:ニコライ・バクスター
(2021年製作/アメリカ・フランス・カナダ合作/107分)
原題:CODA
※ネタバレを含みます
【ストーリー】
豊かな自然に恵まれた海の町で暮らす高校生のルビー(エミリア・ジョーンズ)は、両親と兄の4人家族の中で一人だけ耳が聴こえる。陽気で優しい家族のために、ルビーは幼い頃から“通訳”となり、家業の漁業も毎日欠かさず手伝っていた。
(公式サイトより転記させていただきました)
オリジナル、超えてきた!
以前見たフランス映画の再映画化ということで、
見に行く予定にしていなかったこの作品。
上映時間がピッタリはまって、オスカーも獲ったことだしと見てみました。
ごめんなさい! 思いこみと偏見のかたまりでした。
ヨーロッパ映画をアメリカで作り直したモノに良い印象がなかったけど、
今回見られて良かった。
実はオリジナルの映画「エール」、主人公の歌に感動したけど、
それほど強い印象が残っているわけではなくて。
良い映画だったと思うのですが、インパクトに欠けたのかも。
今回、主人公を演じたエミリア・ジョーンズ、
ちょっと垢抜けなくて自信のない感じがうまいなぁ(歌もうまいけど)
まずは、そのひたむきさに惹かれる。
(映画の主人公が魅力的かどうかは大きな要素ですよね)
出会い系サイトばかり見てる兄とか、性的好奇心バリバリの親友とか、
たぶんオリジナルにはなかったキャラだと思うけど(違ったらごめんなさい)
ディテールの一つ一つが面白くて
脚本がいいと記憶に残る映画になるんだろうなぁと感じました。
あっ、イタリアなまり(?)の先生もいいキャラクターだった。
そうそう、「エール」の写真を見直してみたらお母さん役、めちゃ似てますね。
今回は「愛は静けさの中に」のあの女優さんだったんだー
という訳で、主人公の一家(漁師)の暮らしぶりや人間関係、
そこだけでも面白いけど。。。
やっぱり音楽がいいのです。
マーヴィン・ゲイ&タミー・テレルやジョニ・ミッチェルをはじめ、1960年台のアメリカ!って感じで、
胸がギュッとなるような懐かしさがよぎる選曲でした。
アカデミー賞とったおかげで上映時間や上映時間も増えたようですね。
TOHOシネマズ梅田 にて鑑賞