監督・脚本: 三木聡
(2009年 日本)
【物語のはじまり】
雑誌編集長の沈丁花ハナメ(麻生久美子)は、ジリ貧状態にあった。
担当する雑誌は売れずに返品の山なのだ。しかし彼女にはミラノに行くという
野望があり…。
あーっ、笑った笑った ヾ(〃▽〃)ノ
“シオシオミロ”は食べたくないけど。
前半、たたみかけるような小ネタの連続に爆笑のウズ。
こむずかしい笑いじゃなくて単純なところが、よかったですねー。
ふせえりさんの登場シーンとか、ベタなんやけど笑える。
温水洋一さんや相田翔子さんのからみ方も楽しい。
何か面白い事が起きるかもという期待値が高い登場人物になってた。
加瀬亮さん演じたガスはけっこう印象薄いんですけど、
ハナメがテンション高すぎやから対照的な存在っていう
意味で、逆に妙にリアルな存在やったなぁ。
結局、麻生久美子さんの魅力全開!な作品です。
彼女やから成り立ってる感じもする。
衣装が全体的に安っぽいのもイイわ〜。
あんなけチープな雰囲気で可愛いっていうのもスゴイなぁ。
(例外として黒の衣装の時は普通に素敵やったけど)
タイトルの「インスタント沼」って? 気になるところですが、
フタをあけてみればちっともインスタントじゃないやん!
「亀は意外と速く泳ぐ」で感じたあやしさを、ここらあたりの展開から
感じ始め、ちょとイヤな予感もしたんですが。。。。
結果、インスピレーションから強引にストーリー展開した様なこの作品は、
なぜかすんなり受け入れる事ができました。
ただ、スクリーンで観る意味があるのかどうか微妙な気もしますが、
ワハハと皆で笑って楽しかったのは確か。
力が抜けるよ〜。
テアトル梅田にて鑑賞。