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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「メニルモンタン 2つの秋と3つの冬」 〜マケーニュの魅力〜

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公式サイト:http://menilmontant-movie.com/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本: セバスチャン・ベベデール
(2013年 フランス制作 90分)
原題:2 AUTOMNES 3 HIVERS

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
美大を卒業したアルマン(ヴァンサン・マケーニュ)は定職にもつけず、親友のバンジャマンと冴えない毎日を過ごしていた。
33歳の誕生日にアルマンは決意する。
(公式サイトより転記させていただきました)

スタンダードサイズっていうんですか? このスクリーンサイズが作品の雰囲気にあってたし、心の中の声、いわゆるモノローグが多用されてたり、50章にもなる細かいチャプターから構成されてたりといった演出もどこか懐かしい感じがします。

主人公アルマンが高いトレーニングウェアを買って浮き足だってる様子、その友人バンジャマンが気まずい空気を払拭したいが為に話し続ける人物だったりする描写が、個人的には好き。
バンジャマンとカティアが、自殺願望のある従兄弟と遭遇するエピソードも結構ツボだった。
ここら辺のどうでもいいような、ささいなエピソードの好き・嫌いで、この映画の評価が分かれるかもしれません。

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思い出した時に引っぱり出してきて、繰り返し楽しみたいタイプの映画
ただ、この作品がチャーミングなのは、アルマン役のヴァンサン・マケーニュによるところが大きいと思う。

強盗にナイフで刺されたり、突然病魔に襲われ道端で倒れたり、恋人の裏切りに直面したりと、結構ドラマティックな事が色々起きているにもかかわらず、ふわっとしたゆるい空気が流れる不思議な映画

不思議といえば、ヴァンサン・マケーニュの魅力もそう
私も彼が主演だから映画館に足を運んだ訳ですが、見ているうちに段々愛おしく思える人物を演じさせたらピッタリ。

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ミックス毛糸の手編みっぽいロングマフラーを、男の人がジャケットの上に巻くのも可愛いかも、なんて思ってしまった。
いや、ダサくなるかどうか紙一重のところとも言えるけど。

彼って小太りでハゲ散らかしてるけど、ラテン系で暑苦しい男性的なお顔とソフトな雰囲気とのギャップが可愛らしさにつながるのかもしれないなー、などと考えながら映画を反芻しています。

そうそう、茂みでバンジャマンと遭遇する猫も(一瞬だけど)可愛い

シネ・リーブル梅田にて鑑賞