ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

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ルイス警部 S7 第3話「賢者の思惑」

「オックスフォードミステリー ルイス警部」
Lewis シリーズ7の続き、最終話の “Intelligent Design”

一時は「シリーズ7で終了」というローレンス・フォックスの記事も出てましたが、これで完結だとしてもしっくりくるような終わり方でした。

※ネタバレを含みます

私服姿で買い物をするルイス(ケビン・ウェイトリー)と出くわすハサウェイ(ローレンス・フォックス)。

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クッションを籠にいれているルイスを冷やかし気味な彼、自分は電子レンジの箱?のようなものを抱えてます。
ローラを食事に招待したルイスは、クッションを新調したんですね。

ルイスがローラの為にかける曲を選んでいるショットでは、ワーグナーの歌劇「ローエングリン」のレコードに書かれたモースのメッセージが映ります。
こういうささいな事が「モース」ファンにはグッときます。

前回急激に進展したロビー&ローラですが、このエピソードでもアツアツです。
しかし、職場でイチャイチャするのは問題ですよね〜
二人の中が進展したのは、このシリーズでの終了を視野に入れていたからでしょうか?
家族との時間を優先する為に引退を決意したルイスですが、ローラと同じ職場にいる事にも違和感を感じているようで、正直私もちょっと違和感あります。

お洒落とはほど遠い(笑)ルイスと対照的に、今回もハサウェイはスタイリッシュ。
ブルーのシャツにシャンパンカラーのタイという組み合わせの翌日は、薄ピンクのシャツにグレーのタイ。

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このシリーズは髪の毛が長めなので、スタイリストさんが可愛い感じでまとめたのかな。

学校に携帯を忘れたハサウェイに対し、ステラとシーガーの研究にかけた軽口をたたくルイス。
そんな仲睦まじいシーンの続き、鼻歌まじりで教室に向かうハサウェイにはショックな出来事が起こります。
その後のちょっぴり感傷的な展開は、お約束的な感じになってきた気もします。
ジェームズ、もうちょっと図太くならないとオヤジ刑事への道は遠いよ!
でも彼の場合、オヤジになるまでにはたっぷり時間がありますけどね。

同じように、インテリ部下とオヤジ上司という組み合わせでは「ダルジール(ディーエル)警部」(Dalziel and Pascoe)が思い浮かびます。

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部下であるパスコー部長刑事(Colin Buchanan)は、学士号を持つハンサムな好青年。
一方、故ウォーレン・クラーク(Warren Clarke)さんが演じた警視は、下品で押しが強くて、かなり鈍感な部分もある。
下品と言っても、フロスト警部のような可愛げのある下品さとはちょっと違って、筋金入りという感じなのです(笑)
このドラマも結構好きだったけど、AXNでは最近放送されていません。
久しぶりに見たいから、リクエストしてみようかな。

そんな上司から比べると、ルイスって優しいし押しつけがましくないし、クセがない理想的な上司ですよね。
ハサウェイが警察をやめずにすんだのも、彼のおかげという気がします。

ヤードリー校長役は、エドワード・フォックス(Edward Fox)でした。

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ローレンス・フォックスの目元、この伯父さんに似ていると思います。
高齢になっても、立ち居振る舞いが優雅で素敵な俳優さんですね。

 

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