公式サイト:http://matthewbournecinema.com/
※音声が出ますのでご注意ください
演出・振付:マシュー・ボーン
舞台・衣装デザイン:レズ・ブラザーストン
照明:リック・フィッシャー
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
指揮:デーヴィッド・ロイド=ジョーンズ
演奏:ニュー・ロンドン管弦楽団
(2012年 イギリス製作 120分)
原題:MATTHEW BOURNE'S SWAN LAKE
出演
ザ・スワン/ザ・ストレンジャー:リチャード・ウィンザー
王子:ドミニク・ノース
女王:ニナ・ゴールドマン
ガールフレンド:マドレーヌ・ブレナン
執事:スティーヴ・カーカム
若い王子:ジョセフ・ヴォーハン
【この映画について】
トニー賞をはじめ様々な賞を受賞したマシュー・ボーン版「白鳥の湖(Swan Lake)」
その2011年の舞台を3Dデジタルで収録
映画「リトル・ダンサー」のラスト、成長したビリー役のアダム・クーパーが登場するシーンで、マシュー・ボーンの「Swan Lake」は広く知られるようになったのではないでしょうか。
私もこの映画で「Swan Lake」を知りましたが、舞台(来日公演も含め)は観ていません。
それだけに、今回とても新鮮にそして多少の驚きと共に鑑賞する事ができました。
この舞台は1995年のロンドンでの初演時、かなりセンセーションを巻き起こしたらしいですね。
バレエ・ファン層以外の観客が持つ、一般的なバレエ作品(特に古典)のイメージとは全く異なる作品です。
そして「コンテンポラリー・ダンス=ちょっと難解」という図式もあてはまりません。
ナイト・クラブのダンスはコミカルだし、王室のパーティに現れたストレンジャーはまるでラテン系ダンサーのようなセクシーさ。
前半はかなりコミカル&王室を皮肉ったような展開ですが、全体のストーリーは、母親からの拒絶により自己肯定&肯定的世界観を持たない王子の悲劇、という感じ。
個人的には、古典の「白鳥の湖」より興味の持てるテーマです。
私のような、特にバレエファンでない者でも楽しめる娯楽性があります。
しかし、スワン達のダンスは結構男くさいですし、好みは別れるところかもしれませんね〜。
9月に上映される「眠れる森の美女」にも、ぜひ足を運びたい。
最近は、こうした作品も映像として観る機会が増え嬉しい限りです。
あの首藤康之さんは、ザ・スワンと王子の両役を演じた事があるらしいです。
(首藤康之公式サイトより転記させていただきました)
首藤さんのスワン、観たかったな〜! きっと品のある踊りじゃないかしらん(と勝手に想像)
↓こちらは2010年版のDVD
キャストが異なると、かなり印象が違うかもしれません。
↓こちらは、アダム・クーパー版の「Swan Lake」を含めマシュー・ボーン代表作3作が収録されていて、お得感があります。
マシュー・ボーンの「白鳥の湖」「くるみ割り人形」「ザ・カー・マン」 [DVD]
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2012/03/07
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3D映像なので舞台の奥行きが感じられて良かったのですが、メガネの装着が鬱陶しい方向けに2D版の上映があってもいいのになぁと思います。
テアトル梅田 にて鑑賞。
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