“Endeavour” S2のEp3“Sway”(黒の絞殺魔)の粗筋&ちょこっと感想を
早く、日本版DVD出してください〜!
パイロット版から録画し続けてるので、そろそろHDの残量が厳しいです。
※ネタバレを含みます
主婦の絞殺死体が発見される。その首には黒のガーターストッキングが。
チャード警部補がすでに犯人を逮捕している事件も含めて、モースは連続殺人だと指摘する。
またもモースが飛ばしてます
賢さをひけらかしている訳ではなくても、凡庸な上司からは煙たがられるタイプですね。
彼は、徹底して各事件のディテールから推理を展開します。
なんでピアノの調律師にいきついたのでしょう? それぞれの部屋にピアノがあったから?
そのあたり、ちょっとわかりにくかったのは私の頭が鈍いからか、オリジナルからカットされている部分が関係してるのかわかりませんが。
そういえば、今回視聴者を惑わすような紛らわしい遺留品や人物がやたら多いです。
この回は事件以外に、サーズデイ警部補の過去の恋とモースの現在の恋、この2つが大きな要素となっています。
サーズデイ警部補のお相手ルイザ役は、しっとりとしたフランスの女優さんです。
しかし、吹替えが日野由利加さんでは色っぽすぎるというか、媚びすぎてる感じが強くて、ちょっと違うなーという感じ。
日野さんの声を聞くと、いまだに「ビバリーヒルズ高校白書」のバレリーを連想してしまうからかも。
刑事ドラマの中で恋愛は、あくまでもささやかなストーリーとして織り交ぜられてる感じが好きです。
そういう点で、このエピソードは私の好みからちょっと逸脱した感があります。
過去の強烈な記憶に揺れるサーズデイ警部補。それをモースは知ってはいても、理解はできないという感じでしょうか。
若いですからね、モース(笑) いや、モースは年をとってからも女性に一途でしたっけ。
一方、モースの恋はとても初々しくて、見ていてニマニマしてしまいます。
お相手は同じアパートに住む看護師のモニカ。
朝起きた時、同じ場所に誰かがいてくれる、その幸せをかみしめてるシーンが良いなぁ。
モースにはしては数少ない、幸せな表情。良かったね〜
今回登場する人は皆、Poppy Appeal(ポピー・アピール)の花を胸につけています。
そして花火の日とはガイ・フォークス・ナイトの事ですね。
クリスマスのようなメジャーなモノも含め、こういった風習や季節を感じさせるエピソードだと、ちょっと得した気分です。
愛着あるキャラクターの監察医というのは刑事ドラマに結構登場しますが、この“Endeavour” におけるマックスもその一人。
“Inspector Morse”に登場した時よりも、かなり存在感あると思います。
そういえば、マックスのダッフルコート姿、無駄に可愛いかった(笑)
「主任警部モース」(Inspector Morse)は、その淡々と展開する地味な感じが好きでした。
そういう点では、このドラマは全く別モノだなぁ〜と毎回思うのですが
モース役のショーン・エヴァンスの地味さはなかなか好きです。
悪く言うと貧相、猫背でちょっと風采の上がらない感じが良いのです。
頭の回転がよくて、その上見た目も良すぎると嫌みですからね。
見た目以外にも人間的にもちょっと問題あるくらいの方が、刑事モノの主役としては好ましいと思います。
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