過去にNHKBSやミステリチャンネルで放送していた
「主任警部モース」(Inspector Morse) 、そのモース警部の新米刑事時代を描いた
「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」(Endeavour)、
WOWOWで録画しておいた2話をやっと見ました。
WOWOW番組HP:http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/102592/
※ネタバレ含みます
「主任警部モース」でモースがひた隠しにしていたファーストネーム
Endeavour(エンデバー)を、ドラマのタイトルにしてしまうって大胆!と
思ったのと同時に、モースの若い頃が全く想像つかなかったんですが、
いや〜面白かったです。早く続きが見たい!
モースは自分のカンやひらめきに従って捜査するイメージが強かったのですが、
この若いモース(ややこしいので、以後は“エンデバー”で)は
どちらかというと地道に、小さな手がかりから事件を解決していきます。
モースを語る上で欠かせないキーワード、クロスワードパズルやワーグナー、
JAGUAR、そして女性(に惚れやすい)など、その辺りは
きっちり押さえられていました。
「主任警部モース」ではモースとルイスのコンビネーションが大きな魅力でしたが、
今作でエンデバーにはサーズデイ警部補という理想的な上司がいるのですよ。
いやぁ、こんな良い上司に恵まれていたんだったら、後で自分の部下のルイスに
もうちょっと優しくしてあげれば良いのになぁと思いました。
モースはルイスをこき使ってる印象が強いのですよ、私。
「小銭がない」とか言ってビールの支払いまでルイスにさせてたし(笑)
サーズデイ警部補役のロジャー・アラムさんの声が大好きなので、
吹替えで見た後に英語音声で見直したのですが、
WOWOWってなぜか吹替えで放送するのが、残念です。
(本国放送分からカットされているシーンもあるようですし)
主役のモースを演じるのはショーン・エヴァンス(Shaun Evans)
出演作をIMDb(The Internet Movie Database)で調べると、
“Wreckers”(日本未公開作品)でベネディクト・カンバーバッチの弟役
だった人なんですね。
日本では2007年に公開された「華麗なる恋の舞台で」にトム役で出演していますが、
当時、稚ブログでは「トム役の人に今ひとつ魅力を感じられないのも残念」とか、
私書いてるし(笑) 若いのにおじいちゃん顔なのと、貧弱な感じがするので
男性的魅力で売るタイプの俳優さんではないと思うのですが、
エンデバー役にはなかなかはまってると思います。そしてもう愛着感じてます(笑)
「Case 1 華麗なる賭け」のラストでは、車のルームミラーを見るエンデバーの顔が
モースの顔に変わるあたり、そう違和感はなかったし、ドキッとしました。
エンデバーが年を重ねて太ったらもしかして、ああなるかもと。
ショーン・エヴァンスの瞳の色はモース役のジョン・ソウと似てますしね。
そして、モースと同じエンディング曲が流れ、ジーンときてしまいました。
原作者のデクスター自身がコンサルタントを務めていると、どこかで
目にしたのでですが、今作品は「主任警部モース」のファンもグッとくる
仕上がりになっていると思います。
Case 2では、将来のモースの上司ストレンジ警視正(この作品では巡査?)が
登場し、これからの二人の関係性も楽しみ。
11月には、Case3~Case5がWOWOWで放送される事も決まったみたいです。
「モース警部」のスピンオフといえば以前からチャンネル銀河で放送されている
「オックスフォードミステリー ルイス警部」があるんですが、こちらは未見。
モース熱が高まったこの機会に、銀河にも加入しようかなーと思案中。
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