ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

いけちゃんとぼく

いけちゃんとぼくいけちゃんとぼく
(2006/09/01)
西原 理恵子

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監督:大岡俊彦
(2009年 日本)

【物語のはじまり】
高知で両親と暮らすヨシオ(深澤嵐)。
気が付けば、彼の側にはいつもいけちゃん(蒼井優)がいた。

グロテスクじゃない、サイバラワールド。

西原理恵子さんの作品は好きか嫌いかと問われると、
複雑な気持ちでどちらとも言えません。
面白くて泣けるんだけど、人間の汚い部分をもろに見せちゃってる感じがして、
ちょっと引いてしまう時もあり。。。。

ただ、この映画の原作となる「いけちゃんとぼく」に関しては
読んだ事がなかったんですよ。
で結論として、生理的に嫌な部分もなくめちゃ楽しかった!
(蝶をベリッとはがすところは怖かったけど。)

何かしらん新しい体験でしたね。生き物以外のキャラクラーに
こんなに愛着感じた事は初めてかも。
いけちゃんの存在が全然しらじらしくないのがちょっと意外で嬉しかった。
蒼井優さんの声がすごくよかったので、そのせいもあるかなぁ。
ヨシオじゃなくてもいつもでも側にいて欲しくなるよー。

深澤嵐くん(GOEMONにもでてたね!)がいかにもフツーっぽくて、
少年の成長期としても爽やかでいて面白い。
モト冬樹さん演じる清じいや、「京うどん」のきょうちゃん等
愛すべきキャラクターにも笑いをさそわれる。

肩の力を抜いてゆったりとした気分でみたら、スッと入ってくる気がする。
最近、映像で高知の景色に魅せられてます。

テアトル梅田にて鑑賞。