ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

JUNO/ジュノ

JUNO/ジュノJUNO/ジュノ
(2008/04/23)
サントラベル・アンド・セバスチャン

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↑ サントラ

監督:ジェイソン・ライトマン
(2007年 アメリカ)

【物語のはじまり】
女子高生のジュノ(エレン・ペイジ)は、友達の一人ブリーカー(マイケル・セラ)との
たった一度のセックス妊娠をしてしまう。
さっそく中絶に向うべく施設に行ったジュノだったが……。

ジュノがキュート! ふんわりポジティブ気分になれる映画。

オープニングクレジットはA-haの「Take on Me」(懐かしい!)の
ミュージックビデオを思い出させるような、実写からアニメへそして
また実写に戻るというもの。ラフな可愛さが映画の雰囲気を物語っています。

エレン・ペイジといえば「ハードキャンディ」での演技が印象的でしたが、
作品自体が。。。個人的には残念な映画でした。
今回はちょっと個性的で(音楽の趣味がいいネ!)クールな高校生役。
優等生タイプじゃないけど、ちゃんと見る所は見てて流されないのがいい感じ。
一々言う事が面白くてセンスの良さを感じさせる女の子。
パイプをくわえた姿も可愛くて、こんな役にピッタリはまっちゃってる
エレン・ペイジは素敵。

ジュノの周りの人達もすごくいい。愛情いっぱいのパパや、男前な継ママ。
チアリーダーの女友達、そしてちょっと神経質で完璧主義(「デスパレートな妻たち」の
ブリーを彷佛とさせる)な印象の里親候補等。
それぞれにいい感じでキャラが際立ってましたねー。あっ、ブリーカーも邪悪な所のない
善良で繊細な男の子として描かれていて、ジュノとのデュエットも可愛らしかった。

人生で直面した困難に対して深刻ぶるんじゃなくて、面白がって解決してやろうっていう
雰囲気がいいですね。全体に流れるユーモアのセンスも割と好き。