ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

秋も深まり

11月に入ってから全くブログ更新してない事にハタと気づきました。
こんなに放置したのは、久しぶりかもしれません。

というのも、再びAXNミステリーを見るために11月からスカパー(HD)に加入したんですが、
ついでに契約した映画チャンネルを録画&見まくってました。
ずーっとそんな事してると、一体何を見たのか忘れてしまっていたり…。
結局、一本一本大切に見ることがおろそかになっている気もします。

そんな中、印象に残った2作品があったので短く感想を書き留めておこうかと。
どちらも劇場では見逃した映画です。

母なる証明」(2009年 韓国)
役者の演技も上手いし、見せ方もすごく上手いんやけど、なんていうか。。。。
生理的にちょっとしんどいなぁ。
「グエムル−漢江の怪物−」 (2006)の時も感じた事なんですが、
ポン・ジュノ監督の“センス”みたいなものが、好きか嫌いかと言えば
あきらかに嫌いなんで、仕方ないですね。これは好みの問題やと思います。

「縞模様のパジャマの少年」(2008年 イギリス・アメリカ)
ええっ、こんなラストやったんやぁー。ちょっと後引く終わり方です。後味は悪い。
8歳の頃ってあんなに世の中の事を理解してなかったっけ?とか
収容所の柵があんなにチャチかったのか?等と少々疑問はありましたね。
話の持って行きかたにちょっと強引さが感じられたというか。
それでも無知な子供の視点から見た当時のドイツが、皮肉な形で描かれていて夢中で見ていました。
登場人物(大人)は、何も極端な考え方の持ち主という訳ではなく、
ブルーノの母や祖母はきわめて真っ当な考え方の持ち主として描かれています。
ルパート・フレンドが演じてた中尉は、いわゆるナチスのイメージそのもののイヤなヤツでしたけど。
この人、アルバート公みたいな誠実な役よりも、こういう役の方が実はしっくりくるかも。
現在公開中の「わたしの可愛い人 シェリ」にもシェリ役で出てるんですよね。
またガラッと違ったイメージの様な気がして、楽しみです。

契約してる中でも「洋画★シネフィル・イマジカ」というチャンネルでは
この先「低開発の記憶−メモリアス−」(1968年 キューバ)や
「幻影師アイゼンハイム」(2006年 アメリカ)等という魅力的な作品が放送されるようです。
消化するために見る。。。なんていう良くない傾向にくれぐれも向かわないよう、
録画する映画を絞っていこうとは思ってるんですけど、難しいですね。
ついつい、欲張ってしまう。あかんなぁー。
いずれにせよ、映画館で過ごす一人の時間に勝るものはありませんけどネ。