6月11日 オックスフォード2日目
興味のない方の為にお断りしておきますが、今日もほぼドラマ「主任警部モース(Inspector Morse)」関連のロケ地を訪ねた記録になりそうです。
この日は「ウッドストック行きのバス」に乗ってブレナム宮殿(Blenheim Palace.)に行く予定だったんですが、急遽変更。
「ウッドストック(Woodstock)」と言えばモースのファンなら、ときめくワードなんですが。。。。
今日は、郊外にあるモース・パブ行きを優先する事にしたのです。
ところで昨日も触れたんですが、オックスフォードのCityバスが全く把握できません。
私が欲しかったのは、こういう全体の路線図
今から考えると、最初に町の案内所に行けば良かったんです。
というのも、この日訪ねた Visitor Information Centre でこの本を手にいれたから。
Morse in Oxford (Pitkin Biographical)
- 作者: Annie Bullen,Clare Collinson
- 出版社/メーカー: Pitkin Publishing
- 発売日: 2009/03/28
- メディア: ペーパーバック
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この本には、TVドラマ Inspector Morse ゆかりの場所・エピソードなどが事細かく紹介されています。
ロケ地訪問者のバイブル的存在と言えるかも。
ちなみにモースが愛した音楽、11曲が収録されたCD付き。
Amazonでこの本を知ったのが出発直前だったので間に合わなかったんですが、ここで出逢えて良かった〜。
本を買って舞い上がった私は、案内所でバスの事を調べ忘れてしまいましたが。。。
さて、朝イチの目的地は「オックスフォード大学自然史博物館(Oxford University Museum of Natural History=O.U.M.N.H.)」の中にある「ピット リバース博物館(Pitt Rivers Museum)」です。
「カインの娘たち(The Daughters of Cain)」で凶器となったナイフが、ここに展示されているはず。
自然史博物館は、広いガラス天井を持つ中央のホールが印象的。
その下にある恐竜の骨格標本も迫力があって良いですね〜。
(追記)
Lewis S.1_Ep.3やS5_ep4、S7_ep1にも自然史博物館は登場します。
そして、ずずっと奥に進むとピット リバース博物館があります。
(画像は公式サイトより転載させていただきました)
ここまで来て、かなり鼻息が荒くなってますが(笑)ナイフが見つからない!
展示場所を係の人に尋ねると、すぐに教えてくれました。
たぶん、同じ問い合わせがよくあるんでしょうね。
ドラマとは異なり、実際には下の階の広いガラスケースに収めてありました。
ちなみに、イギリスでは多くの美術館や博物館が無料です。
ロンドンで言うと大英博物館、ナショナル・ギャラリー、自然史博物館なども、もちろん無料です。
なんという太っ腹で文化的なお国柄! 実に羨ましい
さて、次の目的地に行くのにバスに乗らなければ。あぁ、ややこしい。
運転手さんなどに聞いてやっと乗るべきバスがわかりました。
↓ 緑色の太いラインで描かれた路線です
Magdalen St から city6 に乗り込み、15分程度で終点の Wolvercote Home Close に到着
ここから Godstow Rdを西に5〜6分程歩き、テムズ川(River Thames)の支流を渡ると
すぐに、Trout Inn の看板が見えてきます。
この日は素晴らしいお天気で、日差しが強すぎて暑いくらいです。
私達は屋内の窓際に座ることにしましたが、川べりの席は大賑わいです。
紫外線に弱そうな真っ白い肌の方達ばかりですが、太陽の光を楽しむ気満々(笑)な様子が、とても楽しそうです。
(追記)
Lewis パイロット版のラストシーン、↑ この橋を二人が渡ってました。
今後、ドラマを見直す度にこういう発見があって楽しめそうです。
こう暑い日は、スッキリとしたラガービールが飲みたい。
って、また飲みかけの写真ですみません。
料理の方はサーモンのフィッシュケーキと何かもう一品をいただいたのですが、リラックスしすぎて写真のことをすっかり忘れてました(汗)
この後ルバーブとレモンのジュースを飲みましたが、爽やかな酸味のある味でとても美味しかったです。
ルバーブ(Rhubarb)はイギリスではポピュラーな野菜のようで、この画像よりも葉の赤いモノを食品スーパーで良くみかけました。
茎をジャムやお菓子にするのが一般的だとか。
ところで、ここで展開されるシーンで一番印象的だったのは「消えた装身具(The Wolvercote Tongue)」のラストです。
なくなった留め金が川から発見された時の演出が、珍しくドラマチックでしたから。
この時モースとルイスが立っていたのは、小さな堰(Godstow weir)の上にかかった橋で、↓ この写真を撮った私達がいる場所
反対側からの橋の姿は、残念ながらうまく撮れませんでした。
このパブは本当にのんびりできます。トイレもすごく奇麗だし。
ここには皆さん車で来ているようですが、私達は街まで歩いて帰ります。
来た道をしばらく戻ると、フットパスの入り口がありました。
テムズ川沿いのポート・メドー(Port Meadow)を通ります。
左手には Burgess Field という森が
右手にはボートを漕ぐ学生達の姿
前方に牛の群れが
でっかい牛なので、ここを横切るのは少し勇気がいります(笑)
また川に近い所を歩くと、水鳥の(俗に言う)落とし物がめちゃくちゃ多いので、注意が必要です。
前方に街が見えてきました。
郊外から街まで歩いて行ける距離なので、思いついた時にすぐに足を伸ばせますよね。自転車で行けば、もっと近いし。
自転車で回れる程度の規模だというのも、この街の好ましい所です。
「モース」でもロケーション撮影に使われたオックスフォード城 (Oxford Castle) をParadise St.から撮影
この周辺は、昔風ではなく今どきのカフェやレストランが集まったスペースがあったりして、他のエリアとはまた違った雰囲気です。
ここでクランベリージュースを飲み、しばし休憩。
High St.沿いの Covered Market は「有罪判決(Absolute Conviction)」の撮影場所じゃなかったかな?
間違っていたら、ごめんなさい。
(追記)Lewis S7_ep1 ここでハサウェイが首に注射されそうに。
1772年からここにあるというだけあって、レトロな雰囲気とローカルな感じがイイ雰囲気の商店街です。
ほとんどのお店がすでに閉店している時間帯で、ひっそりしています。
お花のモチーフのアクセサリーなど、可愛い ♩
そういえば、この旅行で身につけるモノを何も買ってなかった。
もう少し早い時間にくれば、買い物もできたのに残念です。
この日最後の目的地は、Blackwell's Bookshop のお隣にある The White Horse
昨日は前を通っただけでしたが、今日はお腹に少し余裕もあるので中に入ります。
モース以外に「ルイス警部(Lewis)」「新米警部モース(Endeavour)」、イライジャ・ウッドの写真なども、店内に飾ってありました。
今日は、ビターとフィッシュ&チップスをいただきます。
やっぱり、シェアして丁度ぐらいの量
隣の席にはベルギーから来たという、ご夫婦がいらっしゃいました。
「モース」が日本でも有名なドラマだと話すと、「ベルギーの探偵は知っているか?」と何か番組名をおっしゃったんですが、さすがに聞いた事もありません(汗)
ベルギー人の探偵と言えばポアロしか思いつきませんが、よく考えると英国人が勝手に考え出した人物ですしね。
奥にはカップルにぴったりの、落ち着ける席もあります。
帰り道、Oxford Town Hall の前を通ったのでパチリ
ここは大好きな映画「ハワーズ・エンド(HOWARDS END)」の、音楽講義の場面で使われています。
(ヘレンがレナードの傘を持ち帰ってしまうというあのシーン)
背景の映像をよく覚えていなので確認したいけど、手元に映像がないのです(涙)
この映画のDVDが販売されてないのは、ほんと罪ですよ〜!
同じ通りには、テムズバレー警察セントオルデイツ署(St Aldates police station)もあります。
ベル警部の勤務先でしたっけ?
ここには、モースも時々出入りしていました。
明日はロンドンへ移動です。
11へ続きます
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