ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

イギリス発ミステリードラマ

私事ですが、ケーブルテレビで視聴していたAXNミステリー(旧ミステリチャンネル)が
10月から家の事情で見られなくなってしまいました。シクシク。。。。

家で合わせるチャンネルといえば、NHKBSかWOWOW、そしてAXNミステリーが一番多かっただけに
これは何とかせねば!とひかりTVをただ今、検討中。

私にとってドラマといえばヨーロッパ、特にイギリス製作のミステリドラマです。
「セックス・アンド・ザ・シティ」とか全く興味持てないんですよね。
一応映画版もDVDでさらっと見ましたが、正直何が面白いのか全くわからない。
女子の好きな何かがきっとこの中にはあるんやろなぁ。私には欠落してる感覚なのかもしれません。

何回見てるの?と我ながら思うほど、ついつい見てしまうドラマを
今回ちょっと整理しておこうかなと思います。

★「シャーロック・ホームズの冒険」(制作:1984〜94年/イギリス グラナダTV)
原作:アーサー・コナン・ドイル 主演:ジェレミー・ブレット
1980年代からNHKで放送されていました。ホームズの吹き替えは露口茂さん。
「太陽にほえろ!」では若い刑事には目もくれず、露口さんて渋くてイケテル〜♪と
昔からオヤジ好みな私にとって、初めてはまった海外ドラマかも。
ジェレミー・ブレットのクールなカッコよさは、他に類を見ません。
今ではもうオリジナル音声でないと、物足りない(露口さん、ごめんなさい)。

★★「名探偵ポアロ」(制作:1989年〜/イギリス ITV)
原作:アガサ・クリスティ 主演:デヴィッド・スーシェ
★★「ミス・マープル」(制作:1984〜92年/イギリス BBC)
原作:アガサ・クリスティ 主演:ジョーン・ヒクソン
この2作品はDVD持ってるにもかかわらず、放送してるとついつい見てしまいます。
丁寧に作られてて、本当に上質なドラマやなぁと思います。主演二人の魅力も大きいですね。
「ポアロ」の方が「マープル」より、作品の出来にムラがあるかも。

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ジョーン・ヒックソン

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★★★「主任警部モース」(制作:1987〜2000年/イギリス ゼニス・プロダクション)
原作:コリン・デクスター 主演:ジョン・ソウ
ルイスとの関係性が大好きで、最終回が近づくと毎回せつなくなってしまいます。
ジョン・ソウ自身がこの後しばらくして亡くなっているせいもあるんですが。
オックスフォードの街がとても魅力的に映し出されています。運河沿いのパブに一度は行ってみたいですね。
シリーズのスピンオフ作品「オックスフォードミステリールイス警部」がチャンネル銀河で
現在放送されているようです。見たい!
Inspector MorseInspector Morse
(1996/11/12)
Barrington Pheloung

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★★★「フロスト警部」(制作:1992〜2009年/イギリス ヨークシャー・テレヴィジョン)
原作:R.D.ウィングフィールド 主演:デーヴィッド・ジェイソン
組織のはみ出し者で不精者、お下品なフロストが魅力的すぎる! 可笑しくて哀しくて。
これは主演デーヴィッド・ジェイソンの魅力でもあると思います。
彼は、高齢を理由(2010年で満70歳)に引退を表明したので、この11月に放送される
エピソードで17年間に渡る大人気TVシリーズが完結します。
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デヴィッド・ジェイソン(声:大塚明夫)ブルース・アレキサンダー(声:納屋六朗)

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「主任警部モース」と「フロスト警部」の2つが、一番好きなドラマシリーズかもしれません。

「女警部ジュリー・レスコー」(制作:1991〜/フランス)
主演:ヴェロニック・ジュネスト
今回取り上げる中で、唯一フランスで制作されたドラマですが、イギリスものとは
一味ちがった笑いがあります。恋愛のからんだエピソードが多いというのもお国柄でしょうか。

「バーナビー警部」(制作:1997年〜/イギリス ITV1)
原作:キャロライン・グレアム 主演:ジョン・ネトルズ
田舎町の風景がとても美しいんです。殺人が起きるのに、見ていてなんだかなごむという不思議なドラマ。
バーナビー警部って、理想の旦那様像という感じでちょっと出来すぎなんですよね〜。
いつの間にか犯人割り出しちゃってるし。私はもうちょっと欠点だらけのクセのある主人公が好きかな。
ちょっと薄味気味です。

「リンリー警部捜査ファイル」(制作:2000〜2007年/イギリス WGBH)
原作:エリザベス・ジョージ 主演:ナサニエル・パーカー
女性巡査部長バーバラ・ヘイバースの力強さが頼もしくて、彼女が大好き。
上品やけどちょっとうじうじしたリンリーとのコンビネーションが良い感じ。
リンリーの妻ヘンリー役の女優さんが、全部で3人やったような。。。。

「Wire in the Blood 血の桎梏」(制作:2002〜/イギリス)
原作:ヴァル・マクダーミド 主演:ロブソン・グリーン
サイコ・ミステリーなんで、あんまり得意分野じゃないんですが。
グロいシーンが多くて、目を覆いながら見ている事も。
でも、アンソニー・ヒル教授(愛称トニー)が可愛らしくて好きなんですよね。
話は入り組んでて結構複雑やけど、なかなか面白いと思います。

他にも「マクベス巡査」のロバート・カーライルや「検死医マッカラム」のジョン・ハナー、
「刑事タガート」のマーク・マクマナス、「ダルジール警視」のウォーレン・クラーク、
「ライフ・オン・マース」のジョン・シム、「奇術探偵ジョナサン・クリーク」のアラン・デイヴィス等など、
実に様々な個性で見る者を惹きつけるイギリス人俳優達が素晴らしいです。

また、これらのドラマには今は有名な俳優達が端役で出演していたりして、
それを見つけるのも楽しいですよね。
有名なところでは、「シャーロック・ホームズの冒険」の“ショスコム荘”にジュード・ロウが出演、
2002年の「リンリー警部捜査ファイル」にジェームズ・マカヴォイとか。

イギリス人俳優については、いつかじっくり書いてみたいけれど、
長くなったので今日はこれくらいにしておきます。
とにかくフロストの新エピソードが放送される11月までには、なんとか見られるようにしないと!

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