ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「冷たい熱帯魚」 〜今年一番の後味の悪さ〜

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公式サイト:http://www.coldfish.jp/index.html

監督・脚本:園子温
脚本:高橋ヨシキ
(2010年 日本)

※ネタバレ含みます。

【ストーリー】
熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。
ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。
だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、
取り返しのつかない状況に陥っていた。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

なんていうか、久しぶりに映画見ながら「つまらないなぁー」と思ってました。

1.登場人物に全く魅力がない、魅力のある登場人物がいない
2.ムダにグロテスクなシーンが多い
3.何の笑いもおきない
4.新しさや意外性がない
5.俳優の持ち味を殺しているように感じる

愛のむきだし」に関しては、バカバカしくても237分という時間を感じさせない面白さがあって、
登場人物もどこか可愛いやつらやったし、満島ひかりさんや西島隆弘さんが魅力的なのに加え、
なんかこれってスゴイ!と思わせるエネルギーがあった。
しかし。。。。
今作品は、女性を全く理解してないんやなぁと思わせるお粗末な演出やなと。

私の個人的感想としては、セリフの一つとってみても監督の独りよがりっぽく感じた作品でした。
残念。次回作に期待します。

シネ・リーブル梅田にて鑑賞。