ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「イノセント・ガーデン」 〜惜しい!〜

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公式サイト:http://www.foxmovies.jp/innocent-garden/ 音が出ます!

監督:パク・チャヌク
脚本:ウェントワース・ミラー
製作:リドリー・スコットトニー・スコット、マイケル・コスティガン
(2013年 99分 アメリカ製作)
原題:STOKER

※ネタバレ含みます。

【ストーリー】
インディア・ストーカー(ミア・ワシコウスカ)は、丘の上の邸の広大な庭で、探し物をしていた。
その日は、彼女の18歳の誕生日。毎年どこかにプレゼントの〈靴〉が隠されているのだが、
樹の上で見つけた今年の箱には、謎めいた鍵だけが入っていた。
そして突然、贈り主のはずの父リチャード(ダーモット・マローニー)が、不審な死を遂げる。
(公式サイトより転記させていただきました)

映像美と役者の持つ力が大きい映画。

ストーリーは、うーん。。。。ラストの展開がちょっと???
少年は残酷な弓を射る」(2012年)を見た時にも感じた、
なんでそうなった?という、ちょっとしたモヤモヤ感があります。
そういえば、あの映画も映像は独特でしたが、
美しいというよりも、ちょっとグロテスクさの方が勝っていた印象。
今作品は、オープニングから惹き付けられるような“美”がありました。

恐怖は静かに、しかし確実にヒタヒタと近づいてきます。
叔父のチャーリー役、マシュー・グードの目がもう完全にいっちゃってて、
明らかに怪しい、というか怪しいとわかっていつつも深みにはまる感じです。

マシューは「マッチポイント」(2005)での上流階級のお坊ちゃんみたいな役だと
役に埋もれてというか、本当に凡庸なイメージになってしまうと思います。
シングルマン」(2009年)のゲイ役はなかなか良かったんですが、今回のような
異常者の役はさらに良いですね〜。個人的は、今後もっと冷酷な役を演じていってほしい。

しかし、ラスト直前までいい感じやったのに、何故最後に保安官がああなるかなー。
なんとなく納得できなかったのが残念です。

TOHOシネマズ なんば にて鑑賞。