ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「川の底からこんにちは」「ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い」

kawano

公式サイト音が出ます!

監督・脚本:石井裕也
製作:矢内廣/氏家夏彦/武内英人/北出継哉/千葉龍平宇野康秀
プロデューサー:天野真弓
撮影:沖村志宏
照明:鳥越正夫
録音:加藤大和
整音:越智美香
美術:尾関龍生
音楽:今村左悶/野村知秋
編集:高橋幸一
スクリプター:西岡容子
助監督:近藤有希
アシスタントプロデューサー:和氣俊之
(2009年 日本)

※ネタバレ含みます。

【ストーリー】
上京して5年、仕事も恋愛もうまくいかず妥協した日々を送る佐和子(満島ひかり)は、
父親が病で倒れたことから帰郷。一人娘のため父が営むしじみ加工工場の後を継ぐことになるが、
従業員のおばさんたちには相手にされず、会社の経営も倒産寸前に追い込まれていた。
(シネマトゥデイより転記させていただきました)

バカですねー。もぉ、思いっきり笑いました。最初の何やってんだかぁという佐和子も面白いけど、
開き直ってからの彼女がイイ!んです。木村水産の社歌が可笑しい。「しじみの愛」って何ゾ?

いくらなんでもちょっと誇張しすぎじゃないのぉ、という所も若干ありますが、
後半の盛り上がりで許せてしまう。うん、なんか元気出るかもしれません。

印象的だったのは、健一の娘佳代子。頼りない父親を反面教師としているのか、
覚めた目線としっかりした行動がなるほどぉという感じ。佳代子と佐和子の関係もなんかいいですし。
佳代子「ゴリラの脇の下って…」

他にも、こんなセリフに大笑いしてしまいました。
佐和子「かつらのこと?」
おばちゃん「全員じゃない。」

満島ひかりはもちろん、他のキャスティングも良かったです。
佐和子のおじさん役は岩松了さん。出てくるだけでニヤニヤしてしまうんですよね。

ところで、最初に表示されるPFFスカラシップ作品とは何ぞや? 邦画に疎いからよくわかりません。
なるほど「ぴあフィルムフェスティバル」が関係してるらしい。私同様、ご存知なくて気になる方は、
公式サイトをご覧ください。何にせよ、新しい才能に映画製作のチャンスが与えられるのは良いですね。

クヒオ大佐」でのぶっきらぼうな役どころが印象に残っていた満島ひかりさん。
彼女主演の「愛のむきだし」、237分という上映時間に負けて未見なんですが、
やっぱり観なければっ!!!!


今週は水曜日にこんな映画も観ました。

HANGOVER

公式サイト音が出ます!

監督:トッド・フィリップス
脚本:ジョン・ルーカス/スコット・ムーア
製作:トッド・フィリップス/ダン・ゴールドバーグ
音楽:クルストフ・ベック
編集:デブラ・ニール=フィッシャー
美術:ビル・ブルゼフスキー
撮影監督:ローレンス・シャー
製作総指揮:トーマス・タル/ジョン・ジャシュニ/ウィリアム・フェイ/
        スコット・バドニック/クリス・ベンダー/J・C・スピンク

【ストーリー】
2日後に挙式を控えたダグ(ジャスティン・バーサ)は、バチェラーパーティーと呼ばれる
結婚前夜祭をラスベガスで過ごすことにする。
彼は親友のフィル(ブラッドリー・クーパー)やステュ(エド・ヘルムズ)らと共に一路ラスべガスへ。
だが、翌日ホテルで目を覚ますとひどい二日酔いで、
花婿になるはずのダグの姿はどこにもなく…。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

いわゆるおバカものですが、ちょっと期待値が高すぎたのか私には今ひとつやったかなぁ。
エド・ヘルムズは器用やし、ザック・ガリフィアナキス(笑える!)はすごく良かったけど。
ジム・キャリーの親友役でブラッドリーも出てた“Yes Man”の方が私の好みかもしれませんねぇ。
エンドクレジットで映し出される画像が一番笑えた。ここを見てから帰ってください〜。
やっぱり、私には「川の底からこんにちは」の自虐ネタの方がツボやったかも。

シネリーブル梅田にて鑑賞。