ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

幸せはシャンソニア劇場から

監督: クリストフ・バラティエ
(2008年 フランス/ドイツ/チェコ)

【ストーリー】
下町の人々から愛されるミュージックホール、シャンソニア劇場が不況のあおりを受け、
不動産屋に取り上げられる事態に。
支配人のピグワル(ジェラール・ジュニョ)は仲間たちとともに劇場を取り戻そうと、
オーディションにやって来た美しい娘ドゥース(ノラ・アルネゼデール)の類まれな歌声を頼りに、
再び公演を始めるが…。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

空から見たパリの街、雪景色が美しい。

「コーラス」のクリストフ・バラティエ監督作品。そしてマクサンス・ペランくんも出演!
という事で楽しみにしてましたよ〜。

結論から言うと「コーラス」の方が好きですが、やっぱり心地よい涙と余韻に包まれました。
ジャック・ペランの息子でもあるマクサンスくんも、相変わらず可愛いよー。
今回は出演が控えめでしたが。

世界恐慌、忍び寄るファシズムの影と対抗する人々、重い時代背景。
失業してしまった父親を演じるのはおなじみのジェラール・ジュニョ。
この人を初めて意識したのは「パティニョールおじさん」でしょうか。
それはもう、安心して見る事ができます。

ヒロインのノラ・アルネゼデールは、キュートな魅力で輝いてました。
彼女の歌う「パリ、愛してる」もとてもパリっぽくて(そのままですが)、
可愛くて楽しい。フランス映画のこーゆー感覚が好きなんだなぁ。

とはいえ、めちゃくちゃ好きだーっというほどでもないのは何故か?!
「コーラス」でジェラール・ジュニョが演じた先生のキャラクターと子供達との関係が
すごく好きだったので、ついつい厳しい見方になってしまうのも一因。
しいて言うと、今回は話をまとめすぎたって気がしないでもない。
恋愛のエピソードでは個人的に全く盛り上がれなかったというのも残念。
っていうか、結局はマクサンスくんの出番が少なかった事が原因かな?すんません。

シネリーブル梅田にて鑑賞。