ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

明日、君がいない

デアトル梅田で観ました。
(2006年/オーストラリア)

【物語】
木漏れ日が眩しい校庭、生徒たちの声でにぎやかな教室、グラウンド。
あるハイスクールで過ごす6人の高校生の日常を追いながら、時は流れる。
やがて午後2時37分ちょうどに自ら命を絶とうとしたのはいったい誰なのか。。。

最初に結末を見せておいて、合間に登場人物のインタビューを交えながら、
そこまでに至る時間の流れをやや客観的な視線で見せていきます。
緊張感があって、引き込まれて観てしまいました。

登場人物の高校生達と同じ年代の人や、過去に同じ様な心の傷を負った人が観ると、
かなり辛い映画かもしれません。

私は少々の事では動じない年代(性格)なので、かなりはがゆい思いで観ていました。
高校生の頃を振り返って思う事は、自意識過剰で、思い上がってて、
思慮に欠けていて、残酷で、とんがってて。。。
かなり恥ずかしい過去ですね。今になってあの年代の自分に思う事は、
周りに振り回されずに自分に正直に、そして何より自分を大切に
(自分を守る事ができるのは一番に自分だから)して欲しいという事です。

※ネタバレを含みます!
メロディ役のテレサ・パルマーが可愛い。。それだけに痛々しくて、
観ていて辛かったです。

それにしても、最後の何分かの午後2時37分のシーンはとても
直視できなくて、薄目をあけてなんとか。。。という感じでした。
精神的にタフでない人にはつらいと思います。
(私の場合、単に血に弱くて気分が悪くなってしまった。)
あのシーンはあんなにリアルに長くなくても良かったのではないでしょうか。