薔薇の季節ですね ♪
実家近所のドイツ菓子店では、今年もたくさん花が咲いています
早いもので、5月もあと1/3を残すのみとなりました
さて、今週末からの気になる映画は
大阪は爽やかな緑の風が吹き、過ごしやすい気候です
みなさま、いかがお過ごしでしょうか〜
とは言え紫外線に加え、これからは黄砂の飛散が本格的になりそうです
先月の23日、高槻までれんげ草を見に行ってきました
初めて見た、白いれんげ草
記憶の中にある「れんげそうの香り」を掘り起こしに行ったのですが、ほのかな香りなのでうっすらとしか感じ取ることができません
記憶に残っているのは花の香りというより、しろつめ草やれんげ草などで花冠を編んでいた時に感じた、マメ科植物全般の香りなのかもしれません
この花達が醸し出す牧歌的な雰囲気が、好きだわー
続きを読む2週間前に見に行った京都・八幡(淀川河川公園背割堤地区)の桜
初めて行きましたが奇麗でした。人が多くてビックリしましたけど
ついこのあいだ年が明けたような気がするのに、ボーッとしているうちに、映画業界が言うところの「ゴールデンウィーク」がやってきます
早い、、、早過ぎる!
時間は待ってくれませんねぇ〜
さて、今週末からの気になる映画は
奈良県五條市の賀名生梅林に行ってきました
バスが2時間に1本位しかないので、公共交通機関で少し行きにくい場所ですが、梅は見事!
小山の麓から中腹まで梅の花で埋め尽くされていて、バスを降りた瞬間から梅の良い香りがします
この写真では上手く伝わらないと思いますが、桜で有名な吉野山の梅バージョンとでも言えばわかってもらえるでしょうか
吉野ほど人でごった返していないのも、素敵です
奈良では月ヶ瀬梅林も有名なようなので、こちらも機会があれば足を運んでみたいと思っています
やっぱ、奈良って好きだわー
さて、今週末からの気になる映画は。。。。
日曜日、岡本梅林公園に行ってきました
可憐な白滝枝垂
あでやかな呉服枝垂
岡本に足を運んだのは、何年ぶりでしょうか
すでに散っている花も結構ありましたが、梅の良い香りに包まれました
帰りにcafe tuoliというお店で、ムレスナティー「お花のエレガンス」をいただいたのですが。。。。
これが、とても素晴らしい香りでした〜!
梅&フレーバーティ、匂いフェチの私にとって幸せな一日になりました
ムレスナティーハウスの本店、実家から結構近いという事を最近知ったので、今度ぜひ購入しようと思います
さて、今週末からの気になる映画、いってみよー!
公式サイト:http://gaga.ne.jp/lalaland/
※音声が出ますのでご注意ください
監督・脚本:デイミアン・チャゼル
プロデューサー:マーク・プラット
振り付け師:マンディ・ムーア
衣装デザイナー:メアリー・ゾフレス
作曲:ジャスティン・ハーウィッツ
作詞:ベンジ・パセック、ジャスティン・ポール
音楽:マリウス・デ・ヴリーズ
撮影監督:リヌス・サンドグレン
(2016年 アメリカ制作 128分)
原題:LA LA LAND
※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください
【ストーリー】
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。
映画スタジオのカフェで働くミア(エマ・ストーン)は女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。
ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセバスチャン(ライアン・ゴズリング)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。
(公式サイトより転記させていただきました)
楽しくてロマンチックで、ワクワクしてウットリする〜!
これが映画の醍醐味ですね、やっぱり
オープニングからの、この高揚感!
「ロシュフォールの恋人たち」(1966年)を思い起こさせます
この映画、ハリウッドのクラシックミュージカルとフレンチミュージカルとの融合なんですね〜
夕景の公園や星を背景にしたダンスは、フレッド・アステアのまんまだし、色彩やセット、演出はハリウッドクラシックそのものです
ですが、音楽が!!!!
ジャスティン・ハーウィッツの作るその音の“甘酸っぱいせつなさ”みたいなモノから、ハリウッドのミュージカルとは違うニュアンスを感じます
彼はきっとミシェル・ルグランが大好きなんじゃないかな〜?
ここで登場するジャズもゴリゴリではなく、あくまでもお洒落
ゴダールの作品などで耳にした、おフランス寄りのソレという印象です
そして、きっちりパリも舞台にからめてきましたね〜
ラスト近く、想像の世界の中での凱旋門やセーヌのシーンがキュート!
もう一つ、フレッド・アステアやジーン・ケリーといったプロ中のプロが主役を張り「どうだっ!」と見せる映画ではなく、エマ・ストーンとライアン・ゴスリングというフレッシュさが魅力のカップルが踊り&歌うという点も、ジャック・ドゥミ監督の作品と共通してますね
登場人物が突然歌い出しても違和感がない、というのはそこが関係してるのかしらん?!
それにしても、ライアンは数ヶ月でピアノを習得とはね〜
そして、エマも事前収録の音源ではなくシーンの撮影時に実際に歌った曲が2曲あるらしく、素晴らしいですね!
「セッション」(2014)では正直ノーマークだったジャスティン・ハーウィッツ、個人的にめちゃくちゃ注目の人になりました
この先、どんな音楽をつくっていくのか楽しみです
ごくありがちなストーリーなので、それもひっくるめミュージカルが楽しめる人向きかもしれません
一つだけ気になったのはラストのカット、それぞれのアップの表情を見せるというのがちょっともっさりしてたかな〜という点
その直前で終わった方が、私の好みではあったのですが
とはいえ、なんといってもオリジナルの脚本、オリジナルの音楽というのがイイ!
21世紀を代表するミュージカル映画の一つになるんじゃないでしょうか
今週はずっとサウンドトラック聴いて、余韻を楽しんでいます
TOHOシネマズ梅田にて鑑賞
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【エマ・ストーン、ライアン・ゴスリング共演作品】
【エマ・ストーン出演作品】
【ライアン・ゴズリング出演作品】
公式サイト:http://gaga.ne.jp/sekainoowari-xdolan/
※音声が出ますのでご注意ください
監督・脚本・編集・製作:グザヴィエ・ドラン
原作:ジャン=リュック・ラガルス「まさに世界の終わり」
音楽:ガブリエル・ヤレド
(2016年 カナダ/フランス制作 99分)
原題:Juste La Fin Du Monde
※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください
【ストーリー】
「もうすぐ死ぬ」と家族に伝えるために、12年ぶりに帰郷する人気作家のルイ(ギャスパー・ウリエル)
母のマルティーヌ(ナタリー・バイ)は息子の好きだった料理を用意し、幼ない頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(レア・セドゥ)は慣れないオシャレをして待っていた
浮足立つ二人と違って、素っ気なく迎える兄のアントワーヌ(ヴァンサン・カッセル)、彼の妻カトリーヌ(マリオン・コティヤール)はルイとは初対面だ
(公式サイトより転載させていただきました)
戯曲が原作なだけあって、ほとんどが「家」という空間で展開する、舞台劇のような映画です
これまでも、家族・親子の関係性を描いてきたドラン監督
傷つき傷つけ合いながらも、互いに愛を求める心理がビシバシ感じられるドラン作品は、見ていて心がヒリヒリします
今作もヒリヒリはしましたが、主人公ルイの一歩退いたような態度もあってか、最後まで乾いた感触のようなモノがつきまといました
「マイ・マザー」(2009)や前作「Mommy/マミー」のような濃密な人間関係も、時折感じられるユーモアも、ここでは見られません
母・兄・兄嫁・妹それぞれの心理は描かれていますが、なんとなく分散してしまった印象なのかなー
舞台劇としてはきっと面白い作品なんだろう、という想像はつきます
個人的にはルイに対して好感も共感ももてないところが、この映画の苦しいところでした
一つの場所で起こった何時間かの出来事、こうなると会話が全てのような気もしますが、ルイにはほとんどセリフがない
やっとこさ自分から話した(車という密室の中)と思えば、相手に何を伝えたいのかわからない、自分本位な会話なのです
それに対する兄の反応も極端だけど、その気持ちはわからなくもないですね
ルイが実家に帰る目的は冒頭に彼自身の口から語られていますが、本当のところはどうだったんでしょう
セピア色で描かれる幼少期のシーンや、かつての自分の部屋で昔を振り返るシーンから、また、彼が「昔住んでいた家を見たい」と言っていたところからも、自分自身の過去を振り返り心に刻んでおきたいという願望が強く感じられます
これからも生き続けていく彼の家族との関係性に自分なりのけじめをつける、その点についてはどの程度考えていたのか、推し量れなかったのです
自らの死を迎える主人公といえば、オゾン監督の「ぼくを葬る」(2005)が思い出されます
この映画は主人公ロマンが自分の「死」と向き合う姿を描いているので、今作とは視点が全く違うとはわかっているのですが
こちらは、ロマンが仲違いしていた姉にちゃんと自分の気持ちを伝え、愛するものを被写体として残す行為などにシンミリし、けっこうエゴイストな主人公であるにもかかわらず、心寄り添える作品になっているのです
奇麗なラストは悪くいえばリアリティがなく、荒唐無稽な設定と感じられるところもあるけれど、そこから今ある世界の美しさが感じられる、こういうのが良い映画なんじゃないかな〜と、今作とついつい比べてしまう自分がいました
そういえば、ロマン役のメルヴィル・プポーは、ドランの「わたしはロランス」(2012)でも主役でしたね
話が横道にそれたので戻します
ちゃんと自分の「死」と向き合った(それとも向き合っていないのか?)主人公が、自分から何か行動を起こさなかった(それこそがあえての彼の選択だとしても)、それがカタルシスを得ることができない一番の理由なのかもしれません
お芝居という点では、見応えのある作品ですが
とにかく、大物揃いのキャスティングですし〜
特に、兄役のヴァンサン・カッセルの惨めさといったら(笑)
被害者意識の塊のようなキャラクターになりきってました
最後にひとつ引っかかったのは、今回の選曲
洗練されてない家族とはいえ。。。。
マイアヒ〜♪って、いくらなんでも曲がダサすぎでしょっ!(笑)
テアトル梅田にて鑑賞
これまでのドラン監督作品で、一番好きなのはこれ
公式サイト:http://marianne-movie.jp/
監督:ロバート・ゼメキス
製作:グレアム・キング、ロバート・ゼメキス、スティーブ・スターキー
脚本:スティーヴン・ナイト
撮影:ドン・バージェス
プロダクションデザイン:ゲイリー・フリーマン
衣装デザイン:ジョアンナ・ジョンストン
編集:ジェレマイア・オドリスコル、ミック・オーズリー
音楽:アラン・シルヴェストリ
(2016年 アメリカ制作 124分)
原題:ALLIED
※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください
【ストーリー】
カサブランカで出逢い、一瞬で恋に落ちた。
孤独だった人生に、初めて幸福を感じた。
このままずっと続くと思っていた。
(公式サイトより転載させていただきました)
トレーラーが「ザ・メロドラマ」&「泣ける」推しなのと、どんでん返しがあるようにアピールしてるのが、ダメでしょ
マリオン・コティヤール好きな私も、あの安っぽいトレーラーのせいで見る予定にしてなかったんですが。。。
結果としては、スクリーンで見て良かった!
実際は「泣ける」映画でもないし(ホロリとするけど)、結末に意外性はありません
これ、久しぶりのスター映画でありラブロマンスですね
という訳で、マリオン&ブラッド・ピットだから成立した物語かも
めっちゃ久しぶりに、ハンサム役のブラッド・ピットを見ました
「ジョー・ブラックをよろしく」(1998)以来ですかねー
時折その表情に、ロバート・レッドフォードの劣化と同じような傾向を見つけてしまいますが(笑)、こういう役では甘いマスクが活きてきます
(たとえCG修正が入っていたとしても)
モロッコでのラフさのあるスーツ姿もこなれてる感じで、イギリスでの軍服姿もカッコいい!
そして、やっぱりマリオンが美しい〜!
厚みのない貧弱な体型の私としては、こういうファッションを着こなせる大人の女性は永遠の憧れです
マックス(ブラッド・ピット)は人見知りで物静かなのに、いざという時の情熱と行動力がすごくて、これぞカッコいい男という感じ
一方のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は、社交的で明るく、母性にも溢れ
美男美女でもあり完璧すぎる二人だから、後半の悲劇的展開がキレいにハマってくるのかも
細かいこと言えば、妻の事に集中しすぎて他の人の命をおろそかにしてしまうマックスも、手遅れになる前に真実を打ち明けないマリアンヌもどうかと思うけど、二人の世界に強引にでも乗ってしまわないとこの映画はいっぺんにつまらないモノになるかもしれません
かつては、この人が主役っていうだけで多くの人が見に行った、そんな映画が結構ありましたね〜(遠い目)
今はそういうスター(ディカプリオとかトム・クルーズとかじゃなく、そこから世代交代した)って誰になるんでしょう?
TOHOシネマズ 梅田 にて鑑賞