ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「世界にひとつのプレイブック」 〜ジェニファー・ローレンスの魅力!〜

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公式サイト:http://playbook.gaga.ne.jp/ 音が出ます!

監督・脚本:デヴィッド・O・ラッセル
製作:ドナ・ジグリオッティ、ブルース・コーエン
美術:ジュディ・ベッカー
編集:ジェイ・キャシディ A.C.E.
衣装デザイン:マーク・ブリッジス
撮影:マサノブ・タカヤナギ
音楽:ダニー・エルフマン
原作:マシュー・クイック
(2012年 アメリカ 122分)
原題:SILVER LININGS PLAYBOOK

※ネタバレ含みます。

【ストーリー】
妻の浮気が原因で心のバランスを崩したパット(ブラッドリー・クーパー)は、
家も仕事も妻も、すべてを失くしてしまう。
そんな時出会ったのが、近所に住むティファニー(ジェニファー・ローレンス)。
愛らしい姿からは想像もつかない、過激な発言と突飛な行動を繰り出す彼女に、
振り回されるパット。(公式サイトより転記させていただきました)

今一番気になる女優ジェニファー・ローレンスが目当てで、劇場に足を運びました。
相手役のブラッドリー・クーパー、個人的には全く魅力を感じないんですが
彼も上手かったです。接近禁止令が出てる妻に執着する感じ、その不安定な精神状態が
スルリと表現されていて、痛いんだけどなんか可笑しくて。

精神病院に入院中のパットの独白から始まり、あれれ?意外にシリアスな感じなのかなぁと
思いきや、患者仲間ダニーがクリス・タッカーだったりして、やっぱりコミカルなのでした。
(ダニーの「兄はジェリーカールなのに俺は…」というボヤキが面白かった。)

パットのママ役ジャッキー・ウィーヴァーとパパ役のロバート・デ・ニーロがまたイイ!
パットに振り回されながらも彼を気遣う様子がリアルなママと、結構クレージーなパパ。
何度となく夜中に、夫婦の寝室にずかずかと入ってくるパットに起こされるシーンも
なんか笑ってしまう。

この映画、物語自体はだいたいの結末が予測できるといった感じなんですが、
こういったディテールのひとつひとつが良くて、じんわりと面白かったですね。
それゆえ122分の上映時間、決して長くは感じませんでした。

ティファニーの姉ヴェロニカ役のジュリア・スタイルズとジェニファーが
どちらも“おへちゃ”な感じの(とはいっても、日本人に比べたら充分立体的ですけど)
丸顔で、姉妹感が出てましたー。

ジュリア・スタイルズもそれなりに年をとったなぁ。彼女といえば、この胸キュン青春映画。
ジョセフ・ゴードン=レヴィットも出てたけど、ヒース・レジャーがやたらとカッコイイよかった。

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音楽も、要所要所でなかなか効果的に使われていましたよ。
オリジナル・サウンドトラックの曲のプレビューはこちらでできます。

とにかく、主役のジェニファーがとってもチャーミング!
そのハスキーな声&やや蓮っ葉な喋り方と、キュートな外見とのギャップにも萌えます♪
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今更ながら一昨年上映された彼女主演のこの映画、見逃したことが悔やまれます。
近場では1館だけの上映、かつ期間も短かったのが残念でした。

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さらにその2年前に製作されたこの映画も、スルーしてしまったんですよね。

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どちらの作品もなかなか重いテーマで、見るとしんどくなりそうです。元気な時に鑑賞したい!

TOHOシネマズなんば にて鑑賞。