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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「アルゴ」 〜手に汗握る〜

映画 あ行

argo

公式サイト:http://www.likesomeoneinlove.jp/音が出ます!

監督・製作:ベン・アフレック
製作:ジョージ・クルーニー
(2012年 アメリカ 120分)
原題:ARGO

※ネタバレ含みます。

【この映画について】
全世界を震撼させた、イランアメリカ大使館人質事件が起きたのは、1979年11月4日。
だが、この事件にまつわる真相は、謎に包まれたままだった。
事件発生から実に18年後、当時の大統領クリントンが機密扱いを解除し、
前代未聞の人質救出作戦が、初めて世に明かされた。

1979年11月4日、イランの過激派がアメリカ大使館を占拠! 
混乱のなか6人が脱出、カナダ大使の私邸に逃げ込む。
残る52人の大使館員を人質にとったイラン側の要求は、
癌の治療のためアメリカに入国した前国王パーレビの引き渡しだった。
(公式サイトより転記させていただきました)

実話ベースでありながら、エンターテイメント作品としても一級品です。

まず、この救出作戦が実話だという事に驚かされます。
イランに潜伏している6人の大使館員を、映画撮影のロケハンスタッフとして
出国させるなんて、造られた話みたいですよね。
そのためにでっちあげたウソの映画は「アルゴ」というタイトルのSFもので、
ハリウッドでド派手な宣伝もやってしまうのです。リアリティが大切ですから。

人権を無視した大使館占拠事件は、恐ろしいことですが、
元をだたせば、イランへの内政干渉を行った諸外国と
英米政府とりわけCIAが関わった1953年のクーデタが大きな要因となるとも言えるわけで。
そこらへんの経緯は映画の冒頭で説明があるので、歴史的背景もわかりやすいと思います。

当時CIAエージェントだった男(ベン・アフレック)が、単身イラクに入国し、
6人を国外に脱出させるんですが、ハラハラして見ていて胃がキリーッとします。

CIAってロクな組織じゃないなぁと思う反面、こういう勇気ある行動を起こせる
人材がいるアメリカはすごいなとも思うんですよね。
かつて、ペルーの日本大使館が占拠された事件がありましたが、
日本政府が、こういった画期的な作戦を練っていたとは
とうてい思えないですしね。

見ていて少々ストレスを感じる映画ではありますが、
その分、カタルシスを味わえるのです。

けど、見ていて一番思う事は「石油の利権とかそういう価値観で政治を動かす時代は
いい加減終わりにしてほしい」という事です。

梅田ブルク7にて鑑賞。