ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

路上のソリスト

映画「路上のソリスト」オリジナル・サウンドトラック映画「路上のソリスト」オリジナル・サウンドトラック
(2009/05/06)
ダリオ・マリアネッリロンドン・コミュニティ・ゴスペル・クワイア

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↑サウンドトラック

監督: ジョー・ライト
(2009年 アメリカ)
【ストーリー】
バイオリンを演奏する路上生活者のナサニエル(ジェイミー・フォックス)に出会った
ロサンゼルス・タイムズの記者ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)。
かつてジュリアード音楽院に在籍し、チェロを演奏していたというナサニエルに
興味を抱いたロペスは、ナサニエルの人生について調べ始め、
連載コラムの題材にしようとする。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

その音は鳥たちと一緒に羽ばたいていった。

この映画、大阪市内ではここのみの上映(たまにシネポップである現象)で、
あの前の道は苦手なんだけどなぁと思いつつ(アンケートとかチラシ配りが
尋常じゃないんです)頑張って行ってまいりました。
レディスデイにもかかわらず、私を含めて5〜6人という入り。
ジョー・ライト監督やのにね。おそらくテアトル梅田辺りで上映してたら
もっと入ってるのではと想像してしまう。

各々の役者がとてもいい。生きてる感じがする。
ロペスは仕事も私生活もジリ貧って感じで、ロバート・ダウニー・Jrは悲しいかな
こういう役にピッタリくる。

ナサニエルを理解するのはなかなか難しい。
物質的な豊かさを最優先する価値観では、彼の臨むことを理解する事はできない。
人に何かをするというのは、たとえ善意からであっても安易ではないなぁ。
作品の中で、ジェイミー・フォックスはナサニエルそのものやった。

ロペスの元妻役にキャサリン・キーナーをもってくるあたりもニクイねっ。

こちらの感性に訴えてくる映像に高揚した気分になる、
そんな映像は久しぶりでした。

敷島シネポップにて鑑賞。