ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

僕らのミライへ逆回転

僕らのミライへ逆回転 プレミアム・エディション [DVD]

監督:ミシェル・ゴンドリー
(2008年 アメリカ)
原題:BE KIND REWIND

【ストーリー】
街角の古めかしいレンタルビデオ店で働くマイク(モス・デフ)は、
旅に出た店長のフレッチャー(ダニー・グローヴァー)から店を任されて大張り切り。
しかし発電所で強い電磁波を浴び、体が磁気化してしまった友人
ジェリー(ジャック・ブラック)のせいで、店内の全ビデオの中身が
消去されてしまう事態が発生する。(シネマトゥデイより転記させていただきました)

休日で映画の日! 昨日は気になっていた作品を2本も観てしまいましたわ〜、ホホホッヾ(〃▽〃)ノ
(本当は頭の中がゴチャッとなるので、たて続けに見るのはよろしくないんですが)

午後に観た「ブーリン家の姉妹」は好みのヨーロッバ宮廷歴史物の割には
いま一つ面白くなかったなぁ。先日観た「宮廷画家ゴヤは見た」がとても良かったので
比較してしまったせいかしらん。
という訳で、午前中に観た「僕らのミライへ逆回転」のお話を。

もー、可笑しい。劇場内が爆笑! みんな一つになって笑って、なぁんかいい雰囲気でしたよ。
最後にはなんだかしんみりとさせられますが。
過去のハリウッド映画をモチーフとした可笑しさ満載の作品です
(エンドクレジットの「リメイク版はこちらのURL〜」にも笑えた)。

不思議な味わいの作品で、同監督作品「恋愛睡眠のすすめ」(好きだなぁ)にも通じる
楽しさがいっぱい。

ジャック・ブラックに関しては、彼の主演映画(傍役の時はめちゃ光ってるのに…)は
どれもいま一つ乗れないんで(「ハイ・フィデリティ」の時が好感度ピークやったかも)
今回もちょっと心配だったんですよ。
案の定、最初から飛ばしすぎで正直鼻につく所もあったんですが、
モス・デフがうまく中和してくれた感じ。
いかにも真面目で要領の悪い青年役がはまっていて、いじらしいモス・デフでした。
彼は、あのウィル・フェレル主演のおバカコメディ「タラデガ・ナイト オーバルの狼」にも
出てたみたいですが、今後注目株かも。
ダニー・グローヴァーもお茶目な行動が(競合ビデオ店でのやりとりが笑える)可愛いし、
ミア・ファローやシガーニー・ウィーヴァーもいい味出してて、
総合的にはドタバタとも言い切れない味わい深さもあり。

梅田TOHOにて鑑賞。
それにしても、メジャー系の映画館では上映前の予告編がキツイ。
爆発だとか殺人だとか刺激的な映像ばかりで頭イタくなっちゃいますよ。
あっ、「秘密結社 鷹の爪」のマナーキャンペーンアニメ(?)は好きなんですけどね。