ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

マイケル・ジャクソン THIS IS IT 3・4回目

マイケル・ジャクソン THIS IS IT 「1回目」「2回目」鑑賞時には
書ききれなかった感想をまたまた。みる度に発見、感動がある。
今回も基本ネタバレになっておりまする。

「ファンの望みは日常を忘れること。未知の領域に連れていこう」
(Michael からツアーメンバーへの言葉)

T.I..I..3度目の鑑賞(昨日)では、初めてアイマックス(IMAX)シアターを経験しました。
しくみとか全くわからないんですけど、「高品質映像と理想的にコントロールされた
クリアなサウンド」が売りのデジタルシアターです。
全国でも神奈川、埼玉、大阪府の3箇所にだけ存在するみたいです。
大阪ではちょい郊外の箕面市という所にあります。

これがっ!実にいい音やったぁ〜!
この音響ならチケット1枚2千円でも、まぁ仕方ないかな。
映像の方の違いは正直、さほどよくわかりませんでした。
けど、巨大スクリーン+臨場感あふれる音で奥行きと迫力がすごいですね。
最終上映日(27日)までに、IMAXでもう一度みようと決めました。
少々遠いのが惜しいっ。

今日は、なんばパークスシネマでの鑑賞。
IMAXとは比較できませんが(価格も違うし)、これはこれで十分いい映画館だと思います。
ちょっとスクリーン小さめやったかな。でも、梅田ピカデリーよりはずっと好き。
次は梅田ブルク7を試してみたいと思います。

映画「ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢」などでも感じたドキドキ感。
ダンサーのオーデションシーンにはいつもときめく。なんでだろうか。
情熱や信念などといった美しい精神と、お互いに競い合うピリピリとした感情、
そんなものが渦巻いているからかもしれない。
それにしても真剣な眼差しでダンサーを選ぶM.J.は、なんかめちゃくちゃかっこいいゾッ!

そうやった! ステージ上でかっこいいのは当たり前やけど、それ以外の素の部分で
かっこよく指示を出すM.J.の姿を見るという機会はそうそうないんやったねー。
そういう意味でも、貴重な映像と言える。

映画の中で「僕がキューを出すよ」という言葉、いったい何回でてきたかな。
“Beat It”ではM.J.があきらかに合図してるのが素人の私でもわかったんやけど
「どこで終わるの?」なんてバンドの人に聞かれてましたね。フフッ。

いつの時代にも挑戦。それがM.J.のスタンスやけど、今回のツアーでも
全てが今まで以上にグレードアップしたものに設定されていたのがわかる。
シルエットで見せるダンス。今回の“Smooth Criminal”では
ニューヨークの摩天楼ごしにシルエットが浮かぶという設定ですごい。
ここでも、Michael は自分でキューを出すという。
たとえ映像が見えなくても感じることができると言うのだ。“I'll feel that”
ハハーッ(←ひれ伏したました、私)

衣装も、桁外れなものになりそうだったみたいです。
衣装のザルディさんいわく、スワロフスキー社やオランダの科学者(やったっけ?)に
協力してもらって、斬新なものをつくりあげていると。
“Billie Jean”では電飾(?)を使った衣装で、着るときにサングラスが要る程
まばゆいものになるという話も語られていた。
今年のトレンド、パワーショルダーもてんこ盛りみたいです。
そういえば、リハーサルでもパワーショルダーのジャケット着てましたねー。
Michael がリハーサルで着ている服も、それはそれで十分すごいんですけど。。。!
あの金パンはいったい衣装なのか、私服なのか!? 
スエットパンツ(これもエド・ハーディのかな?)をはいて、ここまでオーラの
ある人もめずらしい。

忘れてしまいそうになるけれど、これはあくまでもリハーサルなんやった。
リハやからこそ、いったい本番はどんなコンサートになっていたんやろうという
想像力がかきたてられ、ますますその魅力にはまっていくのかもしれない。
「Michael が伝えたかったもの、それを映像にしたかった」という
ケニー・オルテガに感謝したい。
この映画、のちのちにまで語り継がれる歴史的な作品と言える気がする。

この後何回観にいくか自分でも全く予測できないんで、T.I.I..関連の記事は一応終了かな。
これ以上あげると、かなりくどい気もするし。
あっ、でもM.J.ファンじゃない人たちが、この映画によってファン化しているという
情報をちょくちょく目にするんですけど。そうやったら、嬉しいことですね。

優れたものに触れる機会があって、そこから世界が開けるなんて、たとえ人ごとでも
考えただけでワクワクする。M.J.は奥が深いから、はまると楽しいYO〜♪