ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

6月第2週/第3週から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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ディズニー実写版は個人的にハズレが多いけど、これは当たり!
ウィル・スミス、想像以上にジーニー役がハマってて
「ワイルド・ワイルド・ウエスト」以来、ピタッときた。
ナオミ・スコットの美しさと歌にも酔いしれました。
何も考えないから、何も残らないけど(笑)
128分は完全に現実逃避できたし、すごく楽しかった。

さて、明日から&来週末からの映画で気になる作品は何でしょうか

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5月第5週/6月第1週から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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涼しげなクレマチスの色に夏らしさを感じます。

6月1日から、大手シネコンの一部で映画鑑賞料金が値上げされますね。
人件費などの運営コスト上、仕方がないのかなぁ。
ますます単館系の映画館を応援しなきゃ!とも思います。

さて、今日を含めた今週末&来週末から大阪市内で上映予定の映画、その中で気になる作品は、

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5月第3週/第4週から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

薔薇や芍薬など、華やかな花の季節ですね

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訪れた時はまだ五分咲き位だった石光寺の芍薬、今頃は満開になっているかな〜


さて、今週末&来週末から大阪市内で上映予定の映画、その中で気になる作品は

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5月第1週/第2週から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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新梅田シティ「希望の壁」が春らしい景色になってきました

タニウツギも綺麗に咲いています

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ゴールデンウィーク真っ最中のこの時期、見たい映画もいっぱい
5月第1週&第2週から大阪市内で上映予定の映画、気になる作品だけピックアップします

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4月第3週/第4週から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

先日、シネ・リーブルで見た「荒野にて」

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少年に振り回され、少年にしてやられた122分
愛おしくて、哀しくて、腹が立って、ハラハラさせられ、祈るように見ていた。

子供の幼さと少年の逞しさを併せ持つチャーリー・プラマー、眼差しの演技が素晴らしい。

少年の孤独感がひしひしと伝わってくる。
愛を渇望する彼が出会った、一頭の馬=彼の希望だったのかな。
荒野の映像は美しく、その果てしなさは見る者を不安な気持ちにさせる。

独りよがりな行動は彼の無知や未熟さからではなく、もっと切実な気持ちから発生したんだなぁと、最後には彼を許したい気持ちになった。

それにしても、ブシェミに気がつかなかった私。。。。
しんどい映画だけど、もう一回見たい。

 

さて、今週末と、来週末から大阪市内で上映される映画をチェックしたいと思います。

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「マイ・ブックショップ」〜ビターな味わい〜

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公式サイト:http://mybookshop.jp/

監督:イザベル・コイシェ
製作:ジャウマ・バナコローチャ、ジョアン・バス、アドルフォ・ブランコ、クリス・カーリング
112分/2017年/イギリス、スペイン、ドイツ
原題:La libreria

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
1959年のイギリス、海辺の小さな町に住むフローレンス(エミリー・モーティマー)は、亡き夫との夢だった書店を開こうとする。
町の有力者ガマート夫人(パトリシア・クラークソン)の嫌がらせに遭うが、ブランディッシュ氏(ビル・ナイ)に励まされ。。。。

 

本好き、イギリス好きのための、ほのぼのとした映画かと思いきや。
いやー、そんなのんびりした物語ではありませんでした。

村社会で起こる理不尽な出来事にイーッ!となります。
個人的にはめちゃ好みですが、スカッとハッピーな結末を期待する方には向かないかも。

 

原作はペネロピ・フィッツジェラルドの「ザ・ブックショップ」

ブックショップ (ハーパーコリンズ・フィクション)

ブックショップ (ハーパーコリンズ・フィクション)

  • 作者: ペネロピフィッツジェラルド,山本やよい
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2019/03/01
  • メディア: 単行本
  • この商品を含むブログを見る
 

こちらの翻訳本は発売されたばかりのよう。

 

同作家が1979年にブッカー賞を受賞した「テムズ河の人々」

テムズ河の人々 (1981年) (ダウンタウン・ブックス)

この群像劇はとても面白いけど、哀しくてラストもモヤッとした感じが残ります。
そして、真っ直ぐすぎるがゆえに物事がうまく運ばない人が出てきます。

 

この映画の主人公フローレンスも、人が良すぎるのです。
人を疑いうまく立ち回る、なんていう事ができない。
それだけに非常に魅力的な女性なのですが。

これまでは脇役のイメージが強かったエミリー・モーティマーが演じたのは、
ピュアで、理知的で優しくて穏やかで、その佇まいに品性を感じる女性。
こんな店主がいる本屋なら、常連になる!と思います。

「町の小さな本屋さん」
私自身は大都市に住んでいるので縁がないのですが、
その存在自体が今はもう、ほとんどないのかもしれませんね。
好きな本、良質な本を吟味して置く本屋さんは、小さくても良質な映画をかけ続けてくれる映画館と通じる部分もあり、無くなって欲しくない存在です。


ところで、あの偉そうなガマート夫人にも腹たちますが、
飛び抜けてムカついたのが、BBC職員のマイロ!
久しぶりに映画で、大嫌いなキャラクターに出会いました。

もったいぶった話し方に、自分では何も考えないかのような権威主義
その第一印象から胡散臭さを感じていただけに、フローレンスがあっさり信用してしまう事にハラハラしてしまった。

原作者のフィッツジェラルドはBBCで働いていた事があるようなので、その時周りにこの人物のベースとなるような人がいたのかもしれませんね。

 

永年邸宅に引きこもっている、ちょっと変わり者のブランディッシュ氏
どこかユーモラスに感じるのは、ビル・ナイが演じてるからかな。
彼とフローレンスの関係性がしみじみと、控えめで余韻がのこります。
それだけにまた、せつないのですが。

少女クリスティーンのまっすぐな眼差しも印象的でした。
彼女の起こした行動によって、ガマート夫人の野望は挫折したのかしらん?
やっぱり原作を読んでみたい。

その苦みばしった内容とは裏腹に、1950時代の英国らしいとても可愛いファッションや雑貨に目を奪われます。
そして、イギリスらしい景観と曇った空の下ならではの色彩に心惹かれるのです。

 

ブランディッシュ氏のリクエスト「たんぽぽのお酒」

たんぽぽのお酒 (ベスト版文学のおくりもの)

ここから少しだけ世界が広がるかもしれない、そんな映画はいいなぁ。

 

シネ・リーブル梅田にて鑑賞

4月第1週/第2週から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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会社の近く、藤田邸跡公園では桃の花が満開です。

 

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大川沿いは、桜が八分咲き。

花粉症の季節ですが「ガッテン」で見たとおり、鼻腔にワセリンを塗っているとかなりマシな気がします。思い込みもあるのかな?!


さて、今日を含めた週末と、来週末から大阪市内で上映される映画をチェックしたいと思います。

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「ナディアの誓い」激しく心ゆさぶられる

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公式サイト:http://unitedpeople.jp/nadia/

監督:アルベール・デュポンテル
監督: アレクサンドリア・ボンバッハ
配給:ユナイテッドピープル
原題:On Her Shoulders
95分/ドキュメンタリー/2018年/アメリカ

 

【この映画について】
ISIS(イスラム国)による虐殺と性奴隷から逃れた23歳のヤジディ教徒、ナディア・ムラドさんを追ったドキュメンタリー

 

このドキュメンタリーを見て心ゆさぶられない人は、たぶんいないと思う。


ナディア・ムラドは2018年のノーベル平和賞受賞者であり、国連の親善大使です。
この映画はそうなる以前の彼女と、彼女をサポートする人々の活動を追うと同時に、その素顔にも迫っています。

「普通の村娘」でいたかったナディア、その細い肩にかかる重責に時にくじけそうになりながら、同胞たちの窮状を訴える彼女の姿に、何度も胸が熱くなります。

先日、2014年ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんの初来日の様子を目にしたばかりですが、ものすごく対照的。
マララさんは故郷にいる時から自分の意見をブログで発信したりと、元々問題意識の高い人だと推測されます。

一方のナディアは、イラク北部の小さく静かなコチョ村で普通に暮らし、ISISの侵略以前は「世界で日々起こる争いや殺戮について、何も知りませんでした」と語っています。
そして、自分は活動家ではなく「難民」の一人だと。

映像を通して見る彼女の瞳には、常に悲しみと絶望感がやどっています。
時折不安にさいなまれ、老女のように疲れた表情をみせることも。

心に負った深い傷をさらけだすような体験(自分に起きた事を語る)を繰り返し行わなければならない、そんな状況から彼女が解放されるのはいつなんでしょうか。

今もISISに捕らえられた子どもや女性をはじめ、世界で絶望的な状況にある人達の事を思う時、その胸は張り裂けそうになっていることでしょう。

一方、ナディアの表情から色々なモノが伝わってくるだけに、感傷的な音楽を使う必要はないなーと思ってしまいました。


「世界に国境はない。あるのは人道だけ」

彼女が語るそんな世界の実現の為に自分には何ができるのか、そこから色々考えさせられます。

一人一人の思いはあっても、国際社会が具体的に動かない限り道は開けない。
そういう意味ではストレスを感じる映画ではあります。


ところで、ギリシャでルイス氏が何度も食卓のグラスを倒すのにちょっと笑ってしまいました。
こういうチャーミングな人が出てくると、人間もそう捨てたものじゃないとホッとします。
そして、ナディアをサポートするムラド氏の優しさにもジンとするのです。

 

THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

THE LAST GIRLーイスラム国に囚われ、闘い続ける女性の物語―

 

辛いけれど、読みたい本です。

 

テアトル梅田にて鑑賞