ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

7月31日からの2週間、公開(大阪市内)される映画で気になるのは

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「グランド・ジャーニー」

渡り鳥たちと共に空を飛行する。
この映像はやっぱり大きなスクリーンで見てよかった。
素晴らしい景観と、なんともいえない開放感!

渡り鳥の保護および繁殖、飛来ルートの指導をしているクリスチャン・ムレクの体験をもとにしたフィクション

フィクションだから、わかりすく感動できるような話になっている。
ただゲームで時間を消費していた少年の、めざましい成長に素直に感動した。

ちなみにクリスチャン・ムレク氏は、ULMや熱気球に乗り「野鳥たちと空を飛ぶツアー」も主宰している。
https://www.voleraveclesoiseaux.com/
夢のようなツアーだなぁ。

 

今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

 

訂正:「ぶあいそうな手紙」「ハニーボーイ」の上映はシネ・リーブル梅田です。

 

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「グレース・オブ・ゴッド 告発の時」〜かぶりつきの137分〜

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公式サイト:https://graceofgod-movie.com/


監督・脚本:フランソワ・オゾン
製作:エリック・アルトメイヤー、ニコラス・アルトメイヤー
撮影:マニュエル・ダコッセ
音楽:エフゲニー・ガルペリン、サーシャ・ガルペリン
編集:ロール・ガルデット
美術:エマニュエル・デュプレ
衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ
2019年製作/137分/フランス、ベルギー
原題:Grâce à Dieu


【物 語】
フランスで現在も裁判が進行中の「プレナ神父事件」。
一人の勇気ある告発者から端を発し、結果的に80人以上もの被害者が名乗りをあげ、プレナ神父が教区を変えながら長年にわたって信者家庭の少年たちに性的暴力を働いていたという驚くべき事実が白日の下にさらされた。
(公式サイトより転記させていただきました)

 

「過去のことだろう」

そう言い放つ教会関係者に怒りを覚えずにはいられなかった。
過去の出来事がトラウマになり、現在の被害者を蝕んでいることすら想像できないのは、思考停止に陥っているとしか思えない。

 

アルモドバルの「バッド・エデュケーション」、近いところでは「スポットライト」でも題材となっていたカソリック神父による児童の性的虐待。

他にも何かで見た気がするけど、被害者の立場からこれだけじっくりと問題を描いた作品は初めてだと思う。

ちなみにショッキングな映像などはなく、極めて真面目に問題提起している社会派の映画。
個人的にはこういうのが大好きなので、見応えがあり、感情を揺さぶられ、いろいろと考えさせられた。

最初から興味のない人には、重くしんどい137分かもしれないけど。

 

性被害を受けた人が、その事について冷静に考えることができるのには長い時間がかかるだろう。
ましてや子供の頃に受けた場合は、その事自体を理解することも難しいかもしれない。
ただショックを受け、自分の見に何が起こったのかよくわからないまま漠然とした罪悪感を感じ、思春期になって初めて事の重大さに気がつく場合もある。

ここで登場する被害者達はみな、20年〜30年という年月を経てから声をあげてる。
年月を経てもなお、その経験を思い出す際に苦悩を隠せず、見ているこちらの胸も締め付けられる。

 

かつて自分を性的虐待した神父が今も子供達に聖書を教えている知り、新たな悲劇をくい止めるために告発を決意するアレクサンドル。
しかし教会組織は長年、神父が小児性愛者だと認識した上で放置していたのだ。

アレクサンドルはカソリック信者であるがゆえに、教会を良くしたい、安全な場所にしたいという気持ちで告発したのに。。。
決して教会を敵視していなかったどころか、信頼していた(ちゃんと処理してくれると)彼を裏切ったのは、とんでもない失敗でしたね。
結果的には、そんな教会に業を煮やした彼が警察に届けたことが、この事件が明るみになるきっかけになったわけで。


前半は、メルヴィル・プポー演じるアレクサンドルの話
彼が訴えを起こしたから他の被害者達へと話がバトンタッチされていき、
一人一人の事情が静かな目線で描かれていく。


中でも、三人目の主役エマニュエルのトラウマはひどく、被害経験は彼の人生まで壊してしまっていた。

長年誰にも吐露できない気持ちを抱え孤独の中にいたと思われる彼が、被害者の会に参加することで少しずつ変わっていく様子が救いだった。


この被害者の会、たとえ意見が違っていても、とことん話し合い妥協点を見つけていこうとするのがフランス人らしく感じて羨ましい。

日本だと、ちょっと意見が違うだけで「仲が悪い」扱いされてしまうとか、一人だけ違う事いうと「変わった人扱い」される事もしばしばで、そういうの疲れるのよね、ホント(ちょっと愚痴って横道にそれました)


同じ被害者であっても、人それぞれ被害の度合いも違うし、受け止め方も違う。
それぞれの親との関係性もしかり、問題がなかった事にしようとする親や、全力で子供を守ろうと戦う親などがいて、考えさせられる。
被害者といえども皆事情が違うわけで、一人一人に寄り添って描いているところにも好感が持てる。

 


「パパ、まだ神を信じてる?」

この問いかけ、信仰を持っている人たちは重く感じるんだろうなぁ。

 


テアトル梅田 にて鑑賞

7月17日からの2週間、公開(大阪市内)される映画で気になるのは

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平日の休み〜🎵 と十三まで行ったのに、
まさかの売り切れで見られませんでした(涙)
以前の半分以下の座席しか使えないから仕方ないけど
この映画そんなに人気なんだと、自分の無知を反省


今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

 

【追 記】

7/17(金)〜
「ブリット=マリーの幸せなひとりだち」
を追記しました。

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「タゴール・ソングス」〜100年後のあなたへ〜

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公式サイト:http://tagore-songs.com/


監督:佐々木美佳
撮影:林賢二
録音・編集:辻井潔
整音:渡辺丈彦
構成・プロデューサー:大澤一生
2019年製作/105分/日本
原題:TAGORE SONGS


【物 語】
非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞した、インドの詩人ラビンドラナート・タゴール。
小説家、劇作家、音楽家、画家とマルチな才能を持つ彼は、二千曲以上の歌も作っていて、それらは「タゴール・ソング」と総称される。

 

 

素晴らしいドキュメンタリー
ベンガルに根ざし人々に愛される歌と、その魅力を伝えた若き女性監督に拍手!

 

「もし 君の呼び声に誰も答えなくても ひとりで進め」

冒頭からその歌の世界に引き込まれ、胸が熱くなった。

なんだろう、この時代だからよけいに響くものがあったのかもしれない。
歌や詩の持つ力、普遍性のようなものに強く惹かれたのだと思う。


ヤスミン・アフマドの映画「細い目」でジェイソンが朗読する詩、私が初めてタゴールの名を知ったのはこの時で、つい最近。


タゴールの歌は、愛や自然などそのテーマは多岐にわたる。
ベンガルの人々にタゴールについてインタビューすると、語っているうちに自然に歌が飛び出し、人々が一つになる。

100年以上前の多くの歌が人々に歌い継がれ愛されてるって、すごくいいなと思うし、羨ましかった。

タゴール・ソングスは人々の生活に浸透し、時に人々を励まし、脈々と受け継がれ、100年の時を超えた現代の私たちの前に、その姿を鮮やかに現す。

日本には、そんな歌の数々があっただろうか?


この作品がデビュー作となる佐々木美佳さんは、若干26歳
大学在学中にベンガルの文化を知り、魅了されてゆく過程でタゴール・ソングと出会ったとのこと。
いやぁ、素晴らしい。この行動力
何よりも人々に寄り添いながら、その人を通してタゴール・ソングスの魅力を伝える事に成功しているのがすごいなぁ。


ラスト、100年後の未知なる人に向けたタゴールの詩からも、素晴らく美しいメッセージが伝わり感動する。

 


第七芸術劇場 にて鑑賞

7月3日からの2週間、公開(大阪市内)される映画で気になるのは

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「ハニーランド 永遠の谷」Honeyland

ギリシャの北に位置する北マケドニアで作られた驚異のドキュメンタリー

素晴らしい記録映像だが、本当にドキュメンタリーなの?と正直疑ってしまうほど。
3年の歳月と400時間以上にわたる撮影記録を、90分足らずにまとめているからこその密度の濃さか。
しかし出来過ぎ。

自然養蜂家の女性の「半分はわたしに、半分はあなたに」の言葉が全て。
自然の恩恵にあずかることは幸せだが、自然から搾取してはやがてそのツケが自分に返ってくる。
人類が立ち止まって考える最後のチャンスは、今なのかもしれない。

鑑賞後、都会のビルの中の映画館にいる現実にしばらく馴染めない

 
今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

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「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」〜楽しい時間を映画館で!今オススメしたい作品〜

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公式サイト:https://www.storyofmylife.jp/


監督・脚本:グレタ・ガーウィグ
原作:ルイザ・メイ・オルコット
製作:エイミー・パスカル、デニース・ディ・ノビ、ロビン・スウィコード
音楽:アレクサンドル・デスプラ
撮影:ヨリック・ル・ソー
美術:ジェス・ゴンコール
衣装:ジャクリーン・デュラン
製作総指揮:アダム・メリムズ、エブリン・オニール、レイチェル・オコナー、アーノン・ミルチャン
2019年製作/135分/アメリカ
原題:Little Women

※ネタバレを含みます


【物 語】
19世紀後半のアメリカを舞台にマーチ家の四人姉妹を描いた、オルコットによる自伝的小説「若草物語」の映画化


も〜、めちゃくちゃ楽しかった!

久しぶりに映画見に行こうかな、と思ってる皆さん
これはオススメできます。

特に女性は、間違いなく楽しめると思います。
女性が輝く映画ですから、男は添え物程度です。
性差別と言われるかもですが、そう感じるから仕方ないのです。

いや、ほんと135分なんてなんのその、全く長くありません。
それどころか、もっと彼女達を見ていたかった。


ジョーが主役である意味を、今ごろ知った。

冒頭、NYの出版社にジョーが原稿を持ち込むシーンから始まるので、少々面食らいました。

過去作品の印象で、子供時代の一家を描いた絵面をなんとなく予想していたので。

実は「若草物語」は文部省推薦作品みたいな印象があって、この映画にさほど期待してなかったのです。


がっ!

あのグレタ・ガーウィグ、そう「レディ・バード」の監督・脚本家(「フランシス・ハ」の脚本も)が撮ってたとは知らんかった。
シアーシャが出てるから見に行ったんだけど、ほんと見といて良かったわー


で、いきなりの大人のヌーヨークシティのジョーの登場で面食らったわけです。


子供の頃は、ジョーのキャラクターにさほど惹かれなかったけど
歳を重ねるとやっぱり彼女に共感します。


原作者オルコットについて調べると、進んだ考え方の家庭で育ち、自身も奴隷解放運動、婦人参政権運動に参加していたんですね。


なるほど、ジョーはオルコット自身を投影した人物だったのか!
↑ おそらく常識かも、私は映画きっかけで今回やっと知りました。

グレタ・ガーウィグ自身も、そこに感じるモノがあっての映画化だったんでしょうね。


物語は、姉妹が大人になった現在と子供時代の過去を行き来します。
時間軸が交錯するので、大まかなストーリーを知らない人には若干ややこしかも。
でもよーく観察すればわかるよ、うん、たぶん(←無責任)


ローラ・ダーンやメリル・ストリープも、もちろん良かったけれどやっぱり四姉妹に目が釘付けなのです。

ローリーがこの一家に強く惹かれる気持ちがすごくわかる。
五番目の姉妹になりたいもんね、正直。


エマ・ワトソンが、見栄っ張りで古風な考えの持ち主のメグっていうのが、しっくりこなかったなぁ。
彼女は、才女!っていうイメージが私の中で定着しすぎなのかもしれない。


短気でカッとなりやすいジョーが好き。
「耳が痛い忠告をしてくれる友達が、真実の友だよ!」と
あのシーンでは、ジョーに言いたい気持ちになったけど。
「つぐない」から早12年、シアーシャは今一番気になる俳優の一人になってる。


フローレンス・ピューのちょっと小太り&若いのにどっしりとしたおばちゃん感(悪口じゃないよ!)が、薄っぺらくないエイミー像にマッチしてて、すごく良かった。


そして、ベスが亡くなった時は私も寂しかった。
アイミスユー、ベス!


衣装、セット、景観、登場する役者達も含めて絵の美しさに魅了され、もちろん物語にもどっぷり入り込みました。

話の流れそのものというよりは、ディティールの一つ一つが沁みる〜という感じです。

特に、喪失感でやりきれないジョーがローリーを受け入れようかと思い揺れる様子にグッときた。
わかるけど、それは「愛」じゃないのだよ、ジョー(涙)


映画のラスト、編集者との会話後の映像で、これはフィクションなのかそれとも現実のジョーのその後なのか、はっきりさせないところが、個人的には秀逸だと思った。

綺麗すぎる展開や映像が、小説の中の世界かもしれないということで、空々しさから解放される、とでも言ったらいいのかな。


邦題が超絶ダサイ、それがこの映画の欠点かもしれませんね。


〜 〜 〜 〜


実は今日、1949年製作版の「若草物語」を何十年かぶりに
Amazonプライム・ビデオで見ました。。。。


グレタ・ガーウィグ版の素晴らしさを再認識しました。
今の時代に「若草物語」を撮ってくれた事に感謝!


TOHOシネマズ梅田 にて鑑賞

今の映画館、ソーシャルディスタンス半端なくとってるので
めちゃくちゃ快適です。

6月19日からの2週間、公開(大阪市内)される映画で気になるのは

最近見た、二つのボーイズストーリー

めっちゃ好みだったのが「恐竜が教えてくれたこと」

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「ひと夏」の出逢いと別れ、感受性の強い男の子とちょっとわがままで生意気な女の子とその母親のキャラもサイコー!
ちょっと最後が綺麗にまとまり過ぎっぽいけど、少年のお父さんが包容力ありすぎで涙出てくるくらい大好きでたまらない。
亀まで可愛くて、ヨーロッパテイストを感じるオランダ映画

 

ちょっと引いてしまったのが「グッド・ボーイズ」

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本国R指定(なので、出演した当人達は見られない)の思春期暴走コメディだからある程度は予測してたけど、あそこまで下ネタ満載にする意味がよくわからん。
けど、三人組が超ダサくて笑える。特にルーカスのキャラが好き。
下品で、おバカで、ある意味アメリカンコメディの王道かも。
なにわともあれジェイコブくん、大人にならないでーっ!


というわけで、ドギツイ映画はちょっと。。。
という方には間違いなく「恐竜…」をお勧めします(笑)


今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

 

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6月5日からの2週間で公開(大阪市内)されてる映画で気になるのは

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ローズファームケイジの和薔薇、その12「ひな」
淡いアプリコットで、少女漫画の背景に描かれてそうな巻き巻きの形。

 

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8日目になり、さすがに他の子達が耐えきれなくなっても、この薔薇の美しさが変わらないのに驚き!
そして、いい香りを放ってくれている。

先週、到着間もない和薔薇20本(ピンクグラデーション)はこんな感じでした。

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ヌーディカラーはとてもお洒落だったけど、ピンクはロマンチックで可愛い。

次回はオレンジカラーをお願いしてみようかな。。。。

 

今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

 

下記を追加しました ↓

6/5(金)〜
「ハリエット」
(大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば)

6/1(月)〜
「存在のない子供たち」
「幸福なラザロ」
「COLD WAR あの歌、2つの心」他
(梅田ブルク7)

6/12(金)〜
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」
(梅田ブルク7、TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば、なんばパークスシネマ、たぶん大阪ステーションシティシネマも)

6/12(金)〜
「グッド・ボーイズ」
(TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば)

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「ビッグ・リトル・ファーム」〜再生的農法は地球を救うのか?!〜

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公式サイト:http://synca.jp/biglittle/


製作・監督・脚本・撮影監督:ジョン・チェスター
製作:サンドラ・キーツ
製作総指揮:ローリー・デヴィッド、エリカ・メッサー
脚本:マーク・モンロー
2018年製作/91分/アメリカ
原題:The Biggest Little Farm

※ネタバレを含みます


【物 語】
殺処分寸前で保護した愛犬のトッド。
その鳴き声が原因で大都会ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリー。
料理家の妻は、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外へと移り住むことを決心する。
しかし、そこに広がっていたのは200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた農地だった―。
(公式サイトより転記させていただきました)


自然と共生する

これって、本当に大変なことだ。
人間は便利さを追求するがゆえに、失ってきたものも多い。
それを取り戻して本来の姿にかえるのって、一筋縄では行かないんだなぁと思う。


伝統的な農業の手法によって、生態系を再現するような
"究極の農場"をつくることを目指す夫婦
その8年間を追ったドキュメンタリーなんだけど、

「5年目までは何もうまくいかなかった」と
監督でもあるジョン・チェスターが言うとおり
最初から映画にする予定ではなかったよう。


だが結果的に、すごく見応えがあって面白いドキュメンタリーに仕上がっている。
(冒頭にあのシーンを持ってくるあたり、ドキドキさせるし)

加えて、動植物の映像が素晴らしい!
ハチドリの羽ばたき、光の中を舞う花粉、生命の瑞々しさや一瞬の煌めきをとらえた絵に魅了されます。


それにしても、理想はあっても農業経験のないこの二人にスポンサーがつくんだから。
アメリカの懐の深さのようなものを感じる。


そして、伝統農法の指導者アラン・ヨークの教えを仰ぐわけですが。
当然ながら結果はすぐには出ない。

干ばつでため池の水が干上がり、果実を鳥に食べられ、大繁殖したカタツムリは樹木を枯らし、コヨーテに家畜を襲われる。
(私なら「もう無理!」と投げだしますね、間違いなく)


けれど、アランの言うとおり5〜7年が過ぎたあたりから土壌を回復させた結果が見え始める。

生物多様性にこだわるアラン(果樹園には何と70数種類の果樹が!)の言葉は哲学的。

自然の複雑さや多様性、その階層システムをよく観察して理解することの大切さが伝わってきます。
全く説教じみてなくて、スーッと入ってくる感じ。


人間にとって害虫であるアブラムシも、カタツムリも、ホリネズミも、そしてコヨーテさえも
完全な生命の循環「サークルオブライフ」の一員なんだ。
元々完璧だった自然の中でこれから先、人間はもっと注意深く生きていかなきゃいけないのかも。

地球の持つ自然の免疫システムを脅さない、そんな農業が将来の地球を救う道なのかな、、、


などと考えるのも良いのですが、とにかく出てくる動物の画像に癒されます。
(都会人には生理的に気持ち悪い映像もありますが)

寝落ちする子ブタ、ムクムクの子犬、森の賢者と言われるフクロウなどを見に
映画館に行くべし!


しかし、山火事は心配だな。。。。


シネ・リーブル梅田 にて鑑賞

5月22日からの2週間で公開(大阪市内)されてる映画で気になるのは

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朝起きて、咲いている花を見たときの幸せな気分、
そして、緑は心おだやかにしてくれます
植物は、気分を上げてくれる小さな贅沢だなぁ

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昨日と今朝の変化が楽しい
より開花して、花びらが淡い色に


今回は、新しく公開(大阪市内で)された映画と共に
緊急事態宣言が出た時点で公開中だった映画の中から
気になる作品をピックアップします。

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