ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

1月15日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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「チャンシルさんには福が多いね」


また、見たい。大好きだわ、この感じ。
レスリー・チャンの幽霊とか出てくるし(笑)
小津やノーラン、クストリッツァなど、映画好きが喜ぶ小ネタが散りばめられてるのもいいな。


監督は、かつてホン・サンス監督の作品にもプロデューサーとして参加していたらしい。
なので、自らの経験に基づいた映画業界の裏話的要素もあるのかなぁと、その点でも楽しかった。


それにしても「はちどり」のキム・ボラ監督、「82年生まれ、キム・ジヨン」のキム・ドヨン監督をはじめ、ここのところ女性監督の作品が個人的に大当たり。
韓国映画界はすごいなぁ。


この映画を見ると、失われた日常というモノを思い知らされる気がする。

チャンシルさん、打ち込んでた仕事を失くしピンチなんだけどね。
心を許せる友達がいて、気遣ってくれる仲間や話の通じる大家さんもいて、これ以上ラッキーなことはないよね。
そういう人との繋がりは、私には宝物に思える。

そして、こんな風に友達と集まったり気軽に人と会えない世界に私たちは突入してしまったんだなぁ。
もう以前の生活に戻れないのなら、私たちは新しい生活様式に慣れていくしかないんだけど。
映画の中の世界が羨ましくて、個人的には少しセンチメンタルな気分になってしまった。


大変遅くなりましたが
今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします

 


【1月15日・16日〜】


「恋する遊園地」
“Jumbo”
1/15(金)〜梅田ブルク7 にて上映
遊園地のアトラクションに恋した女性の、ロマンティックなファンタジー


「聖なる犯罪者」
“Corpus Christi”
1/15(金)〜 テアトル梅田 にて上映
少年院を仮釈放中の青年が偶然立寄った教会で、新任の司祭と勘違いされ・・・
ポーランドで実際に起こった事件を基に描かれた


「陶王子 2万年の旅」
1/16(土)~ 第七藝術劇場 にて上映
陶磁器の発展を可能にした人類の欲求と創意工夫・・・
幻想と現実の世界を交差させながら、真実を浮き彫りにするタイムトラベルの旅
BSプレミアムで放送されたドキュメンタリーを元に劇場版として上映

 


【1月22日・23日〜】


「Away」
“Away”
1/22(金)〜 テアトル梅田、なんばパークスシネマ にて上映
ラトビアの新進クリエイターが休むことなく3年半をかけ、たった一人で全てを作りあげたアニメーション
飛行機事故で一人生きのびた少年が、黒い影から逃れ島を駆け抜ける、小鳥とともに
アニメーション好き(じゃなくても)なら、見逃せない感じです!


「どん底作家の人生に幸あれ!」
“The Personal History of David Copperfield”
1/22(金)〜 大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば にて上映
ディケンズの自伝的小説「デイヴィッド・コパフィールド」6度目の映像化
キャストもユニークで、多様性感じさせる
ティルダ姉さん出てるし、ベン・ウィショーも!
これは見るしかないか


「KCIA 南山の部長たち」
“THE MAN STANDING NEXT”
1/22(金)〜 シネ・リーブル梅田、梅田ブルク7、シネマート心斎橋 にて上映
1979年、大統領殺害事件についてのノンフィクションをイ・ビョンホン主演で描いた社会派ドラマ
見応えありそうやけど、しんどいかも


「私たちの青春、台湾」
“我們的青春,在台灣”
1/23(土)~ シネ・ヌーヴォ にて上映
2014年に台湾で起きた学生たちによる社会運動「ひまわり運動」のリーダーと、中国人留学生の人気ブロガーの活動を通し、台湾民主化の歩みを記録したドキュメンタリー
台湾大好き!そして今の台湾は羨ましい、だから見たいな


「ヨコハマメリー」
1/23(土)~ シネ・ヌーヴォ にて上映
戦後50年間、娼婦として生き方を貫いたひとりの女性をめぐり、彼女と関係のあった人たちや思い入れのある人たち、そして昔の横浜を知る人たちが出演するドキュメンタリー

 

仕事以外の外出を制限してる事に不満はないけど、政府には大いに不満 !!!!
医療関係者の皆様をはじめ、大変な思いをされてる方たちには頭がさがります。
どうかみなさま、お体に気をつけて。