ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

7月3日からの2週間、公開(大阪市内)される映画で気になるのは

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「ハニーランド 永遠の谷」Honeyland

ギリシャの北に位置する北マケドニアで作られた驚異のドキュメンタリー

素晴らしい記録映像だが、本当にドキュメンタリーなの?と正直疑ってしまうほど。
3年の歳月と400時間以上にわたる撮影記録を、90分足らずにまとめているからこその密度の濃さか。
しかし出来過ぎ。

自然養蜂家の女性の「半分はわたしに、半分はあなたに」の言葉が全て。
自然の恩恵にあずかることは幸せだが、自然から搾取してはやがてそのツケが自分に返ってくる。
人類が立ち止まって考える最後のチャンスは、今なのかもしれない。

鑑賞後、都会のビルの中の映画館にいる現実にしばらく馴染めない

 
今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

 


【7月3日・4日〜】


「一度も撃ってません」
7/3(金)〜 大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば、あべのアポロシネマ にて上映
石橋蓮司さん主演、しかもコミカルなハードボイルド。
って、見るしかないな


「チア・アップ!」
“Poms”
7/3(金)〜 梅田ブルク7、なんばパークスシネマ にて上映
平均年齢72歳のチアリーディングチームが世界を驚かせた物語を、ダイアン・キートン主演で。
いわゆるハートウォーミング系の映画っぽいですね


「カセットテープ・ダイアリーズ」
“Blinded by the Light”
7/3(金)〜 大阪ステーションシティシネマ、TOHOシネマズなんば にて上映
1987年、英国の田舎町で暮らすパキスタン移民の平凡な少年の人生を変えたのは、ブルース・スプリングスティーンの音楽だった!
またしても80年代が舞台。
やっぱりキラキラしてたのかな、この時代は


「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」
“A Rainy Day in New York”
7/3(金)〜 大阪ステーションシティシネマ、なんばパークスシネマ にて上映
MeToo問題でいわくつきのアレンの新作
ティモシー・シャラメとエル・ファニングのカップルが、ニューヨークでロマンチックな週末を過ごそうとする話って、ビジュアルが可愛すぎて気になる。


「マシュー・ボーン IN CINEMA/ロミオとジュリエット」
“Matthew Bourne's Romeo and Juliet Cinema”
7/3(金)〜 シネ・リーブル梅田 にて上映
マシュー・ボーンの新作舞台『ロミオとジュリエット』が、日本のスクリーンに初登場します。
コンテンポラリー・バレエに大胆にアレンジした完全な新演出版


「今宵、212号室で」
“ON A MAGICAL NIGHT”
7/3(金)〜 テアトル梅田 にて上映
浮気がバレて夫と喧嘩になったマリアは一晩だけアパルトマンの真向かいにあるホテルへ。
そこに現れたのは、なんと20年前の姿をした夫だった!
キアラ・マストロヤンニが奔放な妻役、若い時代の夫は『アマンダと僕』のヴァンサン・ラコストが演じる。


「サンダーロード」
“Thunder Road”
7/3(金)〜 テアトル梅田 にて上映
妻とは別居中、仕事も空回り、トラブルばかりの日常の中で、ジムは親権争いの渦中にいる幼い娘クリスタルとの距離感に苦しみながらも、親子の関係を築いていく。
「オフビートな笑いの中に潜む父と娘の不器用な愛」って、本当に笑えるのか、見てみないとわからないから賭けですね。
監督・脚本・編集・音楽・主演と一人5役を務めたのは米映画界の新鋭ジム・カミングスらしい


「はちどり」
“House of Hummingbird”
7/4(土)〜 第七芸術劇場 にて上映
少女時代の体験をベースに、思春期特有の揺れ動く思い、家族や友人との関わりを繊細に描いた作品
空前の経済成長を迎えていた、1994年のソウルが舞台


「東京の恋人」
7/4(土)〜 第七芸術劇場 にて上映
結婚を機に映画監督の夢を諦め北関東に移り住んだ主人公と、別れた学生時代の恋人
約10年ぶりの再会をきっかけに、それぞれの青春に決着をつけるかのように深く求め合う、大人の男女のラブストーリー
見ていて小っ恥ずかしくならない恋愛映画、だといいなぁ。

 

 

【7月10日・11日〜】


「グッド・ワイフ」
“Las Niñas Bien”
7/10(金)〜 シネ・リーブル梅田 にて上映
1982年のメキシコ、高級住宅地で暮らすアッパークラスの妻達は熾烈なマウンティン合戦を繰り広げていた。
が、最悪の経済危機により彼女達の世界も崩壊し始め。。。
ここに登場する女性達にはあまり興味持てそうもないけど、社会風刺的な面に少し期待


「お名前はアドルフ?」
“Der Vorname”
7/10(金)〜 テアトル梅田 にて上映
愉快な夜になるはず、そんなディナーでの席で出産間近の子供の名前を"アドルフ"にすると発表したことから、自体は意外な展開に。
大成功したのちに映画化されたフランスの舞台を、ドイツで映画化したコメディ


「タゴール・ソングス」
“TAGORE SONGS”
7/11(土)〜 第七芸術劇場 にて上映
非西欧圏で初めてノーベル文学賞を受賞、マルチな才能を発揮したインドの大詩人ラビンドラナート・タゴール
彼が生涯にわたって2000曲以上書き上げた歌と、その魅力を掘り起こすドキュメンタリー


前々から期待してた作品は特にないものの、気になる作品はたくさん。
特にナナゲイさんでかかる作品は、見に行くの確定!