公式サイト:http://irisapfel-movie.jp/
※音声が出ますのでご注意ください
監督・撮影:アルバート・メイズルス
製作:ローラ・コクソン / レベッカ・メイズルス / ジェニファー・アシュ・ラディック
共同製作:ポール・ラブレース
製作総指揮:ドリーン・スモール
編集:ポール・ラブレース
撮影:ネルソン・ウォーカーIII / ショーン・プライス・ウィリアムズ
録音:マイク・カラス
音楽:スティーブ・ガン / ジャスティン・トリップ
タイトル:スティーブ・パワーズ / ジェニファー・バナイ
(2015年 アメリカ制作 80分)
原題:IRIS
※ネタバレを含みます
【ストーリー】
94歳にして多くの有名デザイナーたちからリスペクトされ、今なおNYのカルチャーシーンに影響を与える、アイリス・アプフェルのドキュメンタリー映画
(公式サイトより転記させていただきました)
「センスがなくても幸せならいい」
そーなんですよ!
別にお洒落じゃなくても、幸せならいいんです
何に喜びを見いだすか、価値観は人によって違う訳ですから〜
そういった名言がポンポン飛び出す、スーパーばあちゃんアイリスのドキュメンタリー
前回見た映画の主人公もそうだったけど、ボジティヴな人は見ていて元気をもらえます
それがフィクション(つくりもの)でないなら、なおさらです
アイリスを見ていて、思ったこと
人にどう思われるかじゃなく、自分がどうしたいかという事が基本
そして、自分したいと思う事は躊躇なく実行する意思の強さがある
これって当たり前のようでも、結構難しいんじゃないかなぁ
私自身も年をとった今は図々しくなって、好きなように振る舞えるけど、若い時は周りに左右されてしまう事も結構あった気がする
彼女はまた、どん欲でもあります
様々な美しいモノに興味を持ち、自分のコレクションにします
そして、それが安価であっても必ず値切ります(笑)
アイリスが手仕事によってつくられたモノに惹かれる傾向は、彼女の育った時代に関係しているように感じます
その人生の前半を過ごしたのは、ファッションといえばオートクチュールその他オーダーメイドのモノしか存在しない時代
経済的にも恵まれ、こういった丁寧に作られたモノをちゃんと見てきた人達は、やっぱり目が肥えてるんだろうなぁと想像します
同じくドキュメンリー「アドバンスト・スタイル」(2014年)は登場する人達のファッションがとても参考になったけど、この映画はファッションとしてのスタイルよりも、アイリスその人の生き方のスタイルが面白かった
「自分を美人だと思ったことは、一度もない。
私みたいな女は、努力して魅力を身につけるの」
彼女はパワフルなんだけど、90歳という自分の年齢もちゃんと受け止めていて、時には疲れた顔も見せる
そこもまた、ナチュラルで良いと思う
アパートの部屋は縫いぐるみなど可愛いものが山のように溢れているのに、何故か統一感があるのも不思議
どうしたって細胞は日々衰えていくわけで、それを認識しながらも精一杯毎日を生きていかなきゃ!と、こういう先輩は思わせてくれるんです
テアトル梅田にて鑑賞
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