公式サイト:http://marvel.disney.co.jp/movie/antman.html
監督:ペイトン・リード
脚本:エドガー・ライト/ジョー・コーニッシュ/アダム・マッケイ/ポール・ラッド
原案:エドガー・ライト/ジョー・コーニッシュ
製作:ケヴィン・ファイギ
(2015年 アメリカ製作 117分)
原題:ANT-MAN
※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください
【ストーリー】
やる気も能力もあるのに、なぜか空回りばかりのスコット(ポール・ラッド)は、仕事も家庭も失い絶体絶命…。
彼にオファーされた最後にして唯一の“仕事”は、身長わずか1.5cmになれる驚異の“スーツ”を着用し、想像を絶する特殊能力を持つ“アントマン”となることだった。
(公式サイトより転記させていただきました)
ポール・ラッド主演の映画が日本で上映されるのは初めてでは?!
画像は「ウォールフラワー」(2012年)より
(P.ラッド演じる先生が、これまた良い〜)
「我が家のおバカで愛しいアニキ(Our Idiot Brother)」(2011年)はDVDスルーみたいだし。
そんな、記念すべきP.ラッド主演の日本初劇場公開作品の脚本に携わったのは以下の人達。
撮影前に監督を降板してしまったエドガー・ライトとイングランドのコメディアン、ジョー・コーニッシュ、さらには「俺たち」シリーズの監督アダム・マッケイ、そして主演のポール・ラッド。
ヒジョーに気になりますよね、この顔ぶれ。
結果は、マーベルコミックの世界に無知な私でも充分楽しめました。
劇中アベンジャーズとのからみもありましたが(後で調べるとファルコンらしい)、そこはわからなくても特に問題もなく。
ゆるい映画だし、細かい事は気にしない〜のノリで観られます。
メキシコ人ルイス(マイケル・ペーニャ)のキャラが、個人的にはすごいツボ(笑)
同じく窃盗団のデイヴ(ティップ・“T.I.”・ハリス)やカート(デヴィッド・ダストマルチャン)も含め、ポンコツそうなこの3人が実は結構頼れるヤツらという設定が良かった。
アントマンはこの愉快な仲間達と、多くのアリ達にささえられているのです!
必然的にアリ達がめちゃくちゃ登場しますので、昆虫が異常に苦手な人にはキツい映画かもしれません。
可愛い娘キャシーと誕生日プレゼントのぶさいくなうさぎのぬいぐるみとのコンビネーションが良いし、ホープ役のエヴァンジェリン・リリー姉さんもパワフルで、またもその美貌にみとれてしまいました。
最後にホープが着用する新しいスーツが登場し、クレジット後の展開(ここで登場するキャラも私にはチンプンカンプン)からも、続編は作られるという解釈でいいんですよね?
「アントマンは再び帰ってくる」って言ってしまってるし。
今後の作品を観るには、少しだけマーベルのお勉強した方が楽しめるかもしれないなぁ〜と思い始めた次第です。
以前も言いましたが、アメリカのコメディ作品は日本でDVDスルーされる傾向があるので、P.ラッドのような上手いけど脇役の多い俳優は、まだまだ日本での認知度が低いですよね。
日本でもメジャーなコメディアンと言えば、ベン・スティラーかな。
↑ ばかばかしさもここまでくると笑えるという見本みたいな映画
ウィル・フェレルも、結構有名でしょうか。
P.ラッドやスティーブ・カレルをはじめ、セス・ローゲン、ジャック・ブラック、ヴィンス・ヴォーン、ルーク・ウィルソン、ベン・スティラーなどめちゃくちゃ豪華なメンツが揃う記念的作品ですが、私が好きな「俺たちシリーズ」はこれではありません。
一押しは「俺たちダンクシューター(Semi-Pro)」(監督は ケント・アルターマン)です。
P.ラッドやセス・ローゲンとのブロマンス的要素も好ましくて、笑えるだけじゃなく、愛おしさも感じる作品。
正直、全く笑えない作品に遭遇する時もたまにありますが(笑)、コメディでいい味出してる俳優には、今後も注目していきたいと思います。
TOHOシネマズ梅田 にて鑑賞
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