ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「MUD ーマッドー」“未体験ゾーンの映画たち2014”より

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公式サイト:http://mudmovie.net/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
(2012年 アメリカ製作 130分)
原題:MUD

※ネタバレ含みます

【ストーリー】
14歳のエリス(タイ・シェリダン)はアーカンソーの川岸にある
ボートハウスで両親と暮らしている。
彼と友人のネックボーン(ジェイコブ・ロフランド)はある日、
ミシシッピ川の島に出かける。その島の森でボートを見つけたからだ。
しかし、このボートにはマッド(マシュー・マコノヘイ)という先客がいた。
彼はここで、最愛の女性ジュニパー(リース・ウィザースプーン)を
待っているのだ。

好みなんだけど、なんだか惜しいなぁと感じる作品。

祝! 第86回アカデミー賞主演男優賞:Matthew McConaughey
(Jared Letoも助演男優賞おめでとう!)

前回に引き続き、マシュー・マコノヘイ主演の映画。以前はラブコメ
出てる軽い兄ちゃんのイメージが強かったんですが(私だけ?)
リンカーン弁護士」(2011)あたりから、立て続けに良作に
出演されていますね。
グッドルッキング&演技力もあるという事で、ノリにのってるという感じ。
ウィキには「若き日のポール・ニューマンを彷彿とさせる…」なんて
書いてありますが、確かに顔は似てます。

そんなマシューやリース・ウィザースプーン
サム・シェパードまで出演していますが、日本未公開だったのは、
やっぱり地味な映画だからでしょうか。

島に潜んでいるマッドを、最初は怪しいと感じるエリスとネックボーン。
実はマッドは、最愛の女性ジュニパーを酷い目にあわせた男を殺してしまい
警察と殺した男の身内の両方から追われているのです。
それでも、ジュニパーに対するマッドの気持ちを信じたいエリスは
彼を助けようとします。

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しかしエリス少年が考える程、男と女の関係は単純ではありません。
ジュニパーは過去にも、つまらない男にひっかかってはマッドに助けを
求めてきた、要するにマッドは彼女にふりまわされていると、
トム・ブランケンシップ(サム・シェパード)からエリスは聞かされます。


この辺りの、エリスの一途な気持ちにうまく乗れれば
この映画はもっと心に染みたと思うのですが、
そこが上手くいかなかったのですよね。はい、私のせいですきっと。
両親の離婚の危機を感じるからこそ、男女の絆を信じたいという
エリスの気持ちもわからないではないけれど。

それよりも、ネックボーンのおじのゲイレン(マイケル・シャノン)の
さりげなく二人を見守るような様子や、ブランケンシップのいざという時は
マッドを助けるクールな格好良さにグッときました。
サム・シェパードも、もう70歳なんですね。なんだか顔が長くなった?

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殺された男の兄や父親、悪役のキャラははっきりしてて良かったけど、
エリスに心寄り添えなかったところが、盛り上がりに欠ける原因かな〜。
ちなみに、マコノヘイ氏はこの映画でも惜しみなく
その筋肉を披露(笑)しています。

シネ・リーブル梅田 にて鑑賞。

ところで、約12時間前の第86回アカデミー賞のレッドカーペット。
一番話題を呼んだ“フォトボム”は、U2のボノの後ろでジャンブして
写り込むBenedict Cumberbatch。。。。何やってんだか(苦笑)
初めこれを目にした時は、完全にコラ画像と思いましたよ〜

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ピシッと決めてれば美人さんなのにねぇ。同一人物とは思えない(笑)