ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

2013年を振り返って-2 〜今年も映画館へ行こう!〜

昨年映画感で見た映画は74本でした。
こうやって一年を振り返ると、好きなドラマや映画があと何年
見られるのかなぁという思いがよぎり、今を精一杯生きなければ!
などとしみじみ感じます。

2013年の映画は「007 スカイフォール」から始まり、
夏に3度見た「スター・トレック イントゥ・ダークネス」
年末の「ゼロ・グラビティ」と、ネームバリューの高い映画や
大資本系の制作会社で作られた作品とめずらしく縁がありました。

しかしながらこの3本よりも心に残った映画は、当然ですが
何本もあるわけでして(笑)
特に印象に残った映画をジャンル別に思い出していきたいと思います。

まずは、笑いですね。笑いがあれば、少々の事は許されます!
クスクスと、時には爆笑させてくれた、そんな映画は
「ジャンゴ 繋がれざる者」 (爆笑)
「天使の分け前」(クスクス)
「女っ気なし」(クスクス)
中でも「ジャンゴ」は久しぶりに良いと思ったタランティーノ作品。
クリストフ・ヴァルツの味わいと、タランティーノのおたくぶりに
共感してしまいました。

小粒ですが、じんわり染みた〜そんな映画は
「いとしきエブリデイ」
「もうひとりの息子」
「明日の空の向こうに」
マイケル・ウィンターボトム監督の「いとしきエブリデイ」は、見る者に
平凡な日常のあたたかさを思い出させる、抱きしめたくなるような作品でした。
同監督の「ひかりのまち」を見るきっかけにもなってよかったし。

次に、この人が素晴らしい!と感じた映画は
「シュガーマン 奇跡に愛された男」
「最後のマイ・ウェイ」
シュガーマンことロドリゲスの人としての姿勢が素敵! こんな人生が
あるとは一瞬信じがたく、ドキュメンタリーの面白さを思い出しました。
「最後のマイ・ウェイ」でクロード・フランソワを演じた
ジェレミー・レニエが、クロードその人に見えてすごかったです。役者だ!

数少ない鑑賞した邦画の中で、満足感を感じた映画は
「ペコロスの母に会いに行く」
「舟を編む」
ペコロス」は今までで一番泣けた映画かも。だから良いって
訳ではなく、やっぱり笑いが溢れていたのがいいのですねー。
しっとりした情緒も見逃せません。もう一度みたい映画。

独特の世界観に浸って楽しみたい映画は
「ムーンライズ・キングダム」
「熱波」
「白夜」
「ルビー・スパークス」
ウェス・アンダーソン監督の「ムーンライズ・キングダム」は良かった。
この監督の映画、なんだか乗れない時はつまらなかったりしますが(笑)
前述のタランティーノ監督と同様、「久しぶりに再会したら、
この人やっぱり好きだわ」みたいな感覚でなんだか嬉しくなりまして。
アクション以外の映画で、ちょっと繊細な役を演じてる時の
ブルース・ウィリスは好き。

色々とあげた中には入っていないのですが、一番印象深かった映画は
「最初の人間」 かもしれません。
1月頃に見た作品なので細部は忘れてしまっていまるのですが、
淡々とした展開の中、時々ハッとさせられる瞬間があり、
意外なほど感動したその感覚だけは覚えているのです。
その割には、未だ原作読んでなかったのを今回思い出しました。

最初の人間 (新潮文庫)

最初の人間 (新潮文庫)