公式サイト:http://www.uplink.co.jp/filth/
※音声が出ますのでご注意ください
監督・脚本:ジョン・S・ベアード
原作:アーヴィン・ウェルシュ
音楽: クリント・マンセル
(2013年 イギリス制作 97分)
原題:FILTH
※ネタバレ含みます
【ストーリー】
クリスマス・キャロルが街中で流れだす季節。
ある晩、残忍な日本人留学生殺人事件が起こる。初動捜査では【目撃者はゼロ】。
捜査の指揮を任されたのは、スコットランド警察の優秀な頭脳を持つ
血気盛んな刑事ブルース・ロバートソン(ジェームズ・マカヴォイ)。
彼はこの事件で手柄をあげ、出世したいと目論んでいた。
(公式サイトより転記させていただきました)
R18+というだけあって、なかなか生理的にキツいショットが多い。
マカヴォイくん、「トランス」のサイモン役も嫌なヤツだったけど、
今作のブルースでは下司の極みでした!
「トレインスポッティング」のアーヴィン・ウェルシュ原作。
映画としては ↑ の方が数倍面白いし、小気味良いと思う。
この映画では、それほどスコットランド訛も感じられなかった。
公式サイトでは“クライム・コメディ”と称している。
確かに、最初の方はちょっとニヤッと出来る軽妙な感じ。
同僚のキャラクター描写が面白かったのと、馴染みのある
俳優さん達がキャスティングされていたので、前のめりで見てしまった。
「ダウントンアビー」同様、健気で可憐な役のJoanneFroggatt
実直でもっさりした役はこの人で間違いないEddieMarsanなどなど。
「リトルダンサー“ Billy Elliot”」(2000年)で親子役だった
JamieBellとGary Lewisは共に、ブルースの同僚役というのも面白い。
ただ、エゲツナ〜いブルースの行動と汚い表情(マカヴォイ、上手い!)で、
中盤あたりからはちょっと引き気味で見てしまった。
それぞれのシークエンスをぶつ切りな感じで繫げているので、
せっかく乗ってきた話の流れが途切れてしまう感じも、ちょっと残念。
ブルースの精神の崩壊を表現する、さなだ虫の標本と精神科医のシーン
ここはちょっと笑ってしまった。こういう演出は嫌いじゃない。
ハチャメチャだけど、本当は哀しくて悲惨な話。もう笑うしかないという感じ。
なんにしろ、インパクト大!な映画。あとは個人の好みが大きく左右しそう。
- 作者: アーヴィンウェルシュ,Irvine Welsh,渡辺佐智江
- 出版社/メーカー: アーティストハウス
- 発売日: 1999/06
- メディア: 単行本
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原作 ↑ 今のところ、私は読む予定無し(笑)
シネ・リーブル梅田 にて鑑賞。