公式サイト:http://happyending-movie.com/index.html(音が出ます!)
監督:ニコール・カッセル
脚本:グレン・ウェルズ
プロダクション・デザイナー:スチュアート・ワーツェル
撮影監督:ラッセル・カーペンター
衣装デザイナー:アン・ロス
編集:スティーヴン・A・ロッター
プロデューサー:ジョン・デイヴィス、マーク・ギル
製作総指揮:ニール・サッカー
(2011年 アメリカ 107分)
原題:A LITTLE BIT OF HEAVEN
※ネタバレ含みます。
【ストーリー】
恋に仕事に順調な日々を過ごす30歳のキャリアウーマン、マーリー(ケイト・ハドソン)は、
ある日突然ガンを宣告される。
友人や両親の前ではいつも通りの笑顔で明るく振舞っていたが、
刻々と進行していく病状に動揺を隠すことができない。
死の予感におびえる中、主治医のジュリアン(ガエル・ガルシア・ベルナル)との出会いが
彼女の心を癒やしていく。(シネマトゥデイより転記させていただきました)
ここのところ、主要な登場人物が癌に侵される映画が続きます。
先日観た「50/50 フィフティ・フィフティ」、この映画、そして日曜日に見る予定の「永遠の僕たち」と。
ちょっと前には、ドキュメンタリーで「エンディングノート」という印象的な作品もありました。
この作品の主人公マーリーは、末期癌。
ナーバスになった主人公が回りに当たってしまうところや、友人に恵まれているところ、
コメディタッチで描かれているところなどは「50/50 フィフティ・フィフティ」とも共通しているんですが、
マーリー役のケイト・ハドソンに、今ひとつシンパシィを感じないんですよね。
余命いくばくもないという設定なので、ケイトは疲れた生気の無い顔のメイクをしているんですが、
ぽっちゃり顔のせいか、最後まで末期癌患者には見えなくて残念。
また、マーリーの心の揺れや葛藤が、今ひとつ響いてこなかったのは
「50/50 フィフティ・フィフティ」でジョセフ・ゴードン=レヴィットが演じたアダムとは対照的でした。
一方で、このお話がファンタジー仕立てなのは、効果的でした。
天空のシーンやラスト等、ウーピー・ゴールドバーグが“ゴッド”だと
妙に説得力があって楽しいんですよね。
3つの願い事をきいてもらえるというプロットも(オチがわかってても)良かったと思います。
マーリーの同僚サラ役、ルーシー・パンチや隣人ピーター役のロマニー・マルコは魅力的で
私の中で大きな印象を残しました。ヴィニー役、ピーター・ディンクレイジもいい味出してた。
また、ガエル・ガルシア君も、キュート〜♪
そうそう、マーリーとピーターが住んでいるアパートの中庭も素敵やった。
なんだか、とっても惜しい!映画だったように思います。
大阪ステーションシティシネマにて鑑賞。