ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

どうでもいい食べ物の話 炭水化物2 〜おかず編

今日は、阪神百貨店のデパ地下「魚伊」で鰻の蒲焼を買って実家に帰りました。
炭火焼の香ばしい鰻は実に美味しかったんですが、やっぱりご飯のおいしさがあってこそやなぁと
思ってしまいます。実家のご飯は固めの炊き加減で、実に私好みです。
小さい時から慣れ親しんだ味に勝てるものはありませんね。

小学校の頃、「暮らしの手帖」という雑誌が家にはありました。
「掃除機のメーカー別性能比較」なんていう記事が面白かった記憶が。
この頃、暮らしの手帖編集部の出した料理本「おそうざいふう外国料理」を買った母は
この本からいろいろと料理を作ってくれたのですが、その殆どがとても美味しかったんです。

おそうざいふう外国料理おそうざいふう外国料理
(1972/01)
暮しの手帖編集部

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↑今でも当時と同じ装丁なんですね。懐かしい〜

この時代のお母さんの例に漏れず、うちの母もインスタント物を嫌っていたので、
マドレーヌやスイートポテト、ドーナツなどのおやつも手作りでした。
(その反動か、こっそり食べたインスタントラーメンが妙においしかった♪)

「おそうざいふう外国料理」には、昭和40年代当時あまり一般家庭に普及してなかった、
ごはんのグラタン(ドリア)やアサリのスパゲティ、チャウダーやポテトの冷たいスープ等、
子供の味覚にピッタリはまるメニューも掲載されています。

子供の時にこの本を見て初めて“ビーフ・ストロガノフ”を作り、その美味しさに
「私って料理の才能あるんちゃうやろか?」と思い込んでしまったくらい、
本に載ってる通りに手を抜かずに作ると、誰でもおいしく作れる“すぐれ本”という
印象を今でも持っています。

そんな中、今でも一番好きなのが“じゃがいもと牛肉のいため合せ”です。
もともとジャガイモ好きなんですが、このシャキシャキとした食感のオジャガを
食べた時はハッとする位新鮮な驚きでした。癖になる味で“やめられない・とまらない”という感じ。
今でも、時々無性に食べたくなって作ります。世の中で一番好きなおかずはこれかも。

適当な作り方はこんな感じ。(3〜4人前)
材料:ジャガイモ中4コ、豚肉薄切り200グラム、ネギ3本、生姜・ニンニク各1片、タカの爪(好みで)、
   オリーブオイル・ゴマ油
1.ジャガイモの皮をむいて2〜3ミリの薄切りにして、それを重ねて2〜3ミリに切る(細切りにする)
 太さを揃えるのが肝心です。唯一この工程だけがめんどうかも
2.豚肉も細切りに。これはいい加減でも大丈夫です。ネギも細切り
3.ニンニクはみじん切り、生姜がはおろしておく→私は針生姜が苦手なので。普通は細切りです。
4.ボールに沸かしたての熱湯を入れ(ヤケドに注意!)、ざるに入れたジャガイモをつけておく。
 この、つけておく時間が難しいんですが、30秒位でしょうか。時間が長いとシャキシャキ感が
 なくなってしまうので、要注意!です。熱湯から上げたジャガイモはお湯をよく切っておく。
5.中華鍋に適当な量のオイル、ニンニクと生姜(好みでタカの爪も)を入れ、弱火で香りを出す。
6.豚肉を入れ強めの火にする。
7.肉にだいたい火が通ったら中火にして、醤油2・日本酒大サジ2・塩小サジ1を入れる。
8.ジャガイモを投入! 強めの火にして混ぜてネギも入れる。
9.ネギがシナッとしたら火を止め、味をみて調整する。
10.ゴマ油を小さじ1かけて、さっくり混ぜる。
 
自分の好みで作っているので、材料とか作り方は本と微妙に違いがあると思います。
「じゃがいもと“牛肉”のいため合せ」っていう名前やのに豚肉使ってたり、
他にもニンニク、タカの爪等の材料は本には載ってなくて、勝手に入れてます。
ちゃんと作りたい方は、ぜひ本を見てくださいね。

それにしても、このおかずでご飯を食べるっていうのは、炭水化物をおかずに炭水化物を
摂るという事ですよね。。。。栄養素に大きく偏りがあるなぁ。