ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

シリーズ ソウル・ディープ

1月4日(月)〜9日(土)、NHKBS1BS世界のドキュメンタリー」で“シリーズ ソウル・ディープ”を
放送しています。
http://www.nhk.or.jp/wdoc/

イギリスBBC制作のこのシリーズは、すごく面白くて昨日・今日と録画したものをかぶりつきで見ている。
番組案内には「ブラックミュージックの変遷と発展を、様々なミュージシャンの貴重なインタビューと
楽曲でたどる」とあります。解説はピーター・バラカンさんです。
見ていて感じたのは、アフロアメリカンの音楽が語られる時には決してその人種差別の歴史を
切り離せないという事です。そういう面でもすごく興味深い番組ですね。

1回目の放送では、ルイ・ジョーダンやルース・ブラウンといったとても魅力的なR&Bの先駆者達の
映像がめちゃくちゃ楽しかった!
ゴスペルとR&Bを融合させたというレイ・チャールズの“I Got A Woman”や、
映画「キャデラック・レコード」の登場人物だったエタ・ジャイムズのインタビューシーンも
見る事ができて、嬉しい。

ジェームス・ブラウンのライヴで見られる、膝から崩れ落ち、後ろからマントをかけ背中を叩くというのも、
元々はゴスペルのスタイルという事も、初めて知りました。“ゴスペル”が何かしら底辺にあるんですね。
JBについては、おそらく「ファンク革命」の回でもっと詳しく紹介されると思われます。

昨日2回目の放送は、その“ゴスペル”の大スターからソロのソウル・シンガーへと転向し、
さらに絶大な人気を得て大成功したサム・クックが軸となっています。
ボブ・ディランの“Blowin' in the Wind”のアンサーソングとして生み出されたと、
番組で紹介されていた“A Change Is Gonna Come”がとても印象的でした。
この曲は彼がオリジナルだったんですね。

http://www.youtube.com/watch?v=pE4qBjKCtBM

この曲が含まれてるアルバムが、なかなか無いのが不思議。

Portrait of a Legend 1951-1964Portrait of a Legend 1951-1964
(2003/06/17)
Sam Cooke

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【番組スケジュール】
1月4日(月)『第1回 ソウル・ミュージックの誕生』
1月5日(火)『第2回 ゴルペルからソウルへ』
1月6日(水)『第3回 モータウン・サウンド』
1月7日(木)『第4回 サザン・ソウル』
1月8日(金)『第5回 ファンク革命』
1月9日(土)『第6回 ヒップホップ時代のソウル』

今日(1/6)の夜後9:10〜10:00は「モータウン・サウンド」。楽しみです。
第6回(1月9日)だけは放送時間が異なって、午後11:10〜となっていますのでご注意を!