【物語のはじまり】
謎の男ピューリーと結婚した女性達が次々と消え、事件に。しかし殺人の証拠はない。
11年後、舞台俳優の元に送られたきた脚本は、
ピューリーの事件を詳細に記したものだった!
カーター・ディクソン作品の中では軽いタッチですいすい読めるタイプです。
特に話の導入部分は、三面記事の続きが気になる感覚で引き込まれます。
その反面、中盤あたりで犯人がわかってしまった(かなり鈍い私ですが)。
そのせいか、中〜後半はちょっとダレ気味。最後に少しだけ盛り上がりましたが。
H・M卿が好きなのでまあまあ面白かったんですが、
納得いかない部分もありました。(カーター・ディクソン作品は全般的に、
納得いかないてもまっいいかぁと納得しますが。)
わかりやすい話が好きな人には楽しめると思います。
謎解きが好きな人にはあまりおすすめできないかも。