ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

2月23日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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「ちょっと思い出しただけ」

伊藤沙莉さん可愛いな。
共感をよぶこういった役柄にぴったり。

美人すぎないところもいい。

正直、大好きな「街の上で」ほどではなかったけれど、

日常の愛おしさを思い起こさせてくれる映画でした。

 

さて、今日からと来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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「2月11日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは」

大阪ステーションシティシネマで見た
「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」
タイトル長いね、フレンチ・ディスパッチでもいい気がする。

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ウェス・アンダーソンの趣味とセンスが溢れ、
こぼれ落ちてるような映画
(正直、拾いきれない)
いくつかのエピソードで構成されているので、まるで
綺麗な箱に入っているチョコレートを、一つひとつ味わうように見てた。
けど、作品としての求心力はさほど感じられなかったなぁ。
個人的には、犬ヶ島やグランド・ブダペスト・ホテルのような

物語性が重視された作品の方が好き。
エンディングロールで流れるイラストも、最高にお洒落でしたが。

 

さて、今週末と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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1月28日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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テアトル梅田で見た「さがす」

予想以上に怖かった。そして気持ち悪かった。
なかなかグロテスクでしんどい。

佐藤二朗さん主演だけどコメディ要素はほぼ、なし。
妻とのシーン、見ていて辛くて涙しそうになった。
シリアスな演技に、思わず映画に入り込む。

凄いと思うけど、生理的に苦手なタイプの映画だったなぁ。
口直しに「blank13」をまた見たくなりました。

 

さて、今週末と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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1月14日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは

今年の映画初めは4日にテアトル梅田さんで
「ドライブ・マイ・カー」を見ました。

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鑑賞後、さっそく村上春樹さんの短編を読んで
原作との違いが面白かったです。

映画オリジナルの枝葉の部分的エピソード部分が

179分という時間を感じさせない要因になってたのかなぁ。
特に中盤以降、芝居を作り上げていくシーンや、

専属ドライバーと主人公の関係性が変化していく様など、

徐々に何かが染み込んでくるタイプの映画でした。
見た後も、あれこれ思いめぐらして楽しめる作品です。

三浦透子さん、そっけなさがめちゃくちゃ板についてた。

大阪市内でも多くの劇場で上映、再上映してますね。

2月28日にはもうDVDも出るようですが、
映画館で見られて良かったです。


さて、今週末と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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2021年12月31日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは

何かと慌ただしい年末、みなさまいかがお過ごしでしょうか?!

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しめ縄飾り、今年は市販のしめ縄に松とヒペリカムだけを添え
簡単に作りました。
28日にお花買いに行ったら、南天が高かったんですわ。。。。
なので、赤いヒペリカムの実を代用。
コスパはいいし日持ちはするし、ほんと、使える子。ありがとう。

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さて、今週末と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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今週末と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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「SAYONARA AMERICA」
2019年アメリカでの細野晴臣さんソロライブをめぐるドキュメンタリー
実に約8ヵ月ぶりに行った映画館、心地よい83分でした。
パンデミックによって変化したあれこれ、改めて考えさせられた。
(大阪ステーションシティシネマでの上映は、残念ながら終了したようです)

 

今日は有休とってバンタンのLAコンをオフラインで鑑賞
これまでのオフラインコンサートとは全く違ってて、
有人コンサートだからメンバーが実にイキイキしてて
楽しくて素晴らしいオフコンだった。
予定どおり、ソウルでもコンサート開催されるといいですね。


さて、今週末と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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現在上映中と来週末から公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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ごぶさたしております。

7カ月ぶりの更新となってしまいました。

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バラが美しい季節ですね。
イブピアッチェの高貴な香りに心ときめきます。


「街の上で」以来ずっと映画館に足を運んでいなかったのですが、
ワクチン接種2回を終え、そろそろ劇場に行こうかと思います。


現在上映中作品に加え、来週末から
大阪市内で公開される映画の中で
気になる作品をピックアップします

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緊急事態宣言による休業要請期間! 公開(大阪市内)予定だった映画で気になるのは

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お花屋さんでは長持ちするお花ばかり買ってしまうのですが、
少しだけでもバラが入っているとなんか気分の上がり方が違うのです〜

今回はオレンジ〜クリーム色のスプレーバラ、サラ
ティー系の強すぎない香りがとても上品です。


さて、多くの映画館が
2021年4月25日(日)~
緊急事態宣言による休業要請期間!

今回作品をピックアップした映画館の中で、以下の劇場が休館中みたいです。

テアトル梅田
シネ・リーブル梅田
なんばパークスシネマ

作品は紹介してませんが、普段よく利用させていただく以下の劇場も、休館してます。

大阪ステーションシティシネマ
梅田ブルク7
TOHOシネマズ梅田、TOHOシネマズなんば
シネマート心斎橋
シアタス心斎橋

結局、下記作品上映中で営業している映画館は
・第七藝術劇場
・シネ・ヌーヴォ
だけのようです。

正確な情報は、それぞれの劇場にご確認ください。


3日前(木曜日)の時点でピックアップした
気になる作品を一応あげておきます。

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「街の上で」 〜かつて存在した日常〜

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「街の上で」

公式サイト:https://machinouede.com/

脚本:今泉力哉
脚本・今泉力哉・大橋裕之
(2019年/日本/130分)

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
下北沢の古着屋で働いている荒川青(あお)。青は基本的にひとりで行動している。たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。
(公式サイトより転記させていただきました)


最近見た日本映画の中でダントツに好き!


元々、煌びやかだったり派手な主人公や作品には、さほど惹かれる方ではないのですが。。。。

この主人公の地味っぷりが見事で(笑)

今泉監督の「愛がなんだ」のナカハラ青役でいい味だしてた若葉竜也さんが、今回の主人公・荒川青として帰ってきた感じもして、ちょっと嬉しい。

ビジュアルも含め(笑)ごくごく平凡な青に共感する人は、きっと多いだろうなぁ。
私は、この自然体でカッコつけてない感じがめっちゃ好きだわ。
そして、基本的に善良な人間ってのが大前提だと思う。


こんなふうに平凡な会話を楽しめる映画、続くコミカルな展開、そこだけはフランス映画っぽいなと思ったりして。
ラスト近くの道端でのやりとりは、ほんと楽しかったな。


普段から気になる役者さんがたくさん出てて、そこも得した気分だったし。

特に、出てくる女子がみんな個性的。
中でも中田青渚さんが「君が世界のはじまり」に引き続き、すごい存在感!
彼女のネイティブ関西弁、可愛らしいわ。


こんな風に、住んでる町の色々な場所に自分の居場所があるって、いいなぁ。
いきつけの食堂や酒場のマスターと顔見知りで言葉を交わす、なんて憧れるけどこれまで経験した事ない(悲)

フラッと訪れるライヴハウス、小さな箱での芝居、夜遅くまで空いてて一人で立ち寄れるバーなど、またしてもコロナ以前の世界への郷愁みたいなモノが湧き上がってしまったやないですか!
唯一、変わらないように思える古本屋の存在も、コロナ禍でなかなか商売を続けることが難しくなってきてるんじゃないのかなー?!


けど、悲観ばかりしてられない
新しい世界で、自分なりにイキイキと過ごす方法を模索していかなければ!

といいつつ、新しい人間関係をつくっていくのが難しい時代になってしまったのは、やっぱり寂しいですね。


テアトル梅田にて鑑賞

4月9日からの2週間、公開(大阪市内)の映画で気になるのは

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「ノマドランド」

地味だけど、ものすごく好き。
作り手の情熱を感じられる、しみじみといい映画だった。

元となったのは、ジェシカ・ブルーダーのノンフィクション「家を持たずにキャンピングカーで生活し、季節労働の現場を求めてさまよう現代の遊牧民『ノマド』を3年かけて取材・執筆した衝撃のルポタージュ」

この映画化権利を買ったフランシス・マクドーマンドが、
新鋭クロエ・ジャオに脚本と監督を依頼。

アメリカのように企業の利益が優先されて格差が拡大し続けている国では、多くの車上生活者が発生している。

俳優ではなく本物のノマドが多数出演しているせいか、フィクションとドキュメンタリーが融合したようなリアルな作品で引き込まれる。

たまに目にするスピーチなどから、マクドーマンドが撮ったなら社会的なテーマだろうなぁと予測はできたけど、決して難しくもないし悲壮感もない。
一種の清々しさと、限りなく自由な精神の匂いみたいなモノを感じる。

ここからノマド的思考を垣間見た気はしたのだけど、やっぱり私にはハードルが高い。
色々なモノや人に精神底にどっぷり依存してる今の私には、自分に置き換えてみることが難しいのが正直なところ。

それでも、近い将来もしかして、、、と思わないでもない。
自分の場合は家よりも、家族や職場、街に執着している感が強いので、家族と仕事を失ったらまさにこの主人公以上にうろたえてしまうと思う。

衰退の一途をたどり、もはや先進国とはいえない日本の状況を考えると、ノマド生活はもっと過酷なモノになると想像できる。
(住所がなくても雇用契約が成り立つアメリカが羨ましい)

フロンティアスピリッツのかけらもなく、安定思考でオタクな自分には、少しずつ訓練が必要かもしれない。

それにしても、目の前の広大な景色(砂漠とか海とか地平線とか)を見て、晴々とした気持ちになる人達が羨ましい。
私はむしろ不安や恐れの気持ちが先に立ってしまうので、そういった場所に一人で行く事を好まない。
精神的に自立できてないのが、そんなところにも現れているのかも、と思ったりします。

劇場で見ることをお勧めする、そんな映画です。

 

TOHOシネマズ梅田にて鑑賞

 

今週末からと、来週末から
大阪市内で公開される映画の中から
気になる作品をピックアップします。

 

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