ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「マリアンヌ」〜ビジュアルは大事〜

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公式サイト:http://marianne-movie.jp/

監督:ロバート・ゼメキス
製作:グレアム・キング、ロバート・ゼメキス、スティーブ・スターキー
脚本:スティーヴン・ナイト
撮影:ドン・バージェス
プロダクションデザイン:ゲイリー・フリーマン
衣装デザイン:ジョアンナ・ジョンストン
編集:ジェレマイア・オドリスコル、ミック・オーズリー
音楽:アラン・シルヴェストリ
(2016年 アメリカ制作 124分)
原題:ALLIED

※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください

【ストーリー】
カサブランカで出逢い、一瞬で恋に落ちた。
孤独だった人生に、初めて幸福を感じた。
このままずっと続くと思っていた。
(公式サイトより転載させていただきました)

トレーラーが「ザ・メロドラマ」&「泣ける」推しなのと、どんでん返しがあるようにアピールしてるのが、ダメでしょ
マリオン・コティヤール好きな私も、あの安っぽいトレーラーのせいで見る予定にしてなかったんですが。。。

結果としては、スクリーンで見て良かった!
実際は「泣ける」映画でもないし(ホロリとするけど)、結末に意外性はありません
これ、久しぶりのスター映画でありラブロマンスですね

という訳で、マリオン&ブラッド・ピットだから成立した物語かも
めっちゃ久しぶりに、ハンサム役のブラッド・ピットを見ました
「ジョー・ブラックをよろしく」(1998)以来ですかねー
時折その表情に、ロバート・レッドフォードの劣化と同じような傾向を見つけてしまいますが(笑)、こういう役では甘いマスクが活きてきます
(たとえCG修正が入っていたとしても)
モロッコでのラフさのあるスーツ姿もこなれてる感じで、イギリスでの軍服姿もカッコいい!

そして、やっぱりマリオンが美しい〜!

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厚みのない貧弱な体型の私としては、こういうファッションを着こなせる大人の女性は永遠の憧れです

マックス(ブラッド・ピット)は人見知りで物静かなのに、いざという時の情熱と行動力がすごくて、これぞカッコいい男という感じ
一方のマリアンヌ(マリオン・コティヤール)は、社交的で明るく、母性にも溢れ
美男美女でもあり完璧すぎる二人だから、後半の悲劇的展開がキレいにハマってくるのかも

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細かいこと言えば、妻の事に集中しすぎて他の人の命をおろそかにしてしまうマックスも、手遅れになる前に真実を打ち明けないマリアンヌもどうかと思うけど、二人の世界に強引にでも乗ってしまわないとこの映画はいっぺんにつまらないモノになるかもしれません

かつては、この人が主役っていうだけで多くの人が見に行った、そんな映画が結構ありましたね〜(遠い目)
今はそういうスター(ディカプリオとかトム・クルーズとかじゃなく、そこから世代交代した)って誰になるんでしょう?

TOHOシネマズ 梅田 にて鑑賞