公式サイト:http://www.vincent.jp/
※音声が出ますのでご注意ください
監督・脚本・製作:セオドア・メルフィ
製作:ピーター・チャーニン
プロダクションデザイン:インバル・ワインバーグ
作曲:セオドア・シャピロ
音楽監修:ランドール・ポスター
(2014年 アメリカ製作 102分)
原題:ST. VINCENT
※ネタバレを含みます
【ストーリー】
アルコールとギャンブルに溺れるちょい悪オヤジのヴィンセント(ビル・マーレイ)は、ひょんなことからお隣に引っ越して来た、いじめられっ子オリバー(ジェイデン・リーベラー)の面倒を見ることになる。
(公式サイトより転記させていただきました)
ある程度予想できる展開だけど、音楽&俳優が良いから楽しめる。
最近は味のある脇役が目に付くビル・マーレイが、久しぶりにガッツリ主役。
酒場でジュークボックスをかけ一人踊りまくるシーンが、無理なくすんなりはまるのも、彼だからかも。
「酒とギャンブルで借金まみれのオヤジと、いじめられっ子の少年の友情」と聞くと、ちょっとコソバユイ。
確かに、ラストはとって付けた感があるし、ベタではあるんだけれど。
ビル・マーレイの飄々とした感じと、オリバー役の子の利発そうな雰囲気で、なぜか暑苦しくない。
ロシア人移民のストリッパー・ダカ(ナオミ・ワッツ)の、エネルギッシュな感じも見ていて気持ちいい。
報酬はきっちり取るけれど、いやむしろそこはお金をもらうからこそ、きっちり働くダカの姿が偽善的でなくて良いのだ。
ヴィンセントとダカ、マギー(メリッサ・マッカーシー)とオリバー親子の関係が、さらっとベタつかずよい感じ。
「人は一人では生きていけない」は当たり前だけど、どうせなら周りの人の事をちょっとだけ気にかけて暮らして行きたいと思ったりした。
オリバーの担任役クリス・オダウドが、個性的でなんか笑える〜
ヴィンセントの飼い猫、フィリックスのふてぶてしい面構えも素敵
要所要所で使われてる音楽が良かった。
Wilco のジェフ・トゥイーディと、息子スペンサーの親子バンドTweedyのこの曲は、ちょっとグラムロックっぽくて好き。
そして、映画で聴くボブ・ディランは、なぜかいつも沁みる。
TOHOシネマズ梅田 にて鑑賞
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