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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「ボヴァリー夫人とパン屋」 〜カラッとしたお色気コメディ〜

映画 は行

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公式サイト:http://www.boverytopanya.com/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本:アンヌ・フォンテーヌ
原作:ポージー・シモンズ
脚本:パスカル・ボニゼール
音楽:ブリュノ・クーレ
(2014年 フランス製作 99分)
原題:GEMMA BOVERY

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
ランス、ノルマンディーの美しい村でパン屋を営む文学好きのマルタン(ファブリス・ルキーニ)。
愛読書はこの地を舞台にした「ボヴァリー夫人」。
妻と息子と平穏に暮らしていたある日、イギリス人夫婦が隣に越してくる。
妻(ジェマ・アータートン)の名はジェマ・“ボヴァリー”!
(公式サイトより転記させていただきました)

ジェマ・アータートンのお色気が眩しい、妄想コメディ
最近、若尾文子映画祭で見たジメッとしたエロス満載の日本映画とは、実に対照的です。
フランス映画でも「マドモアゼル」(1966年)とか「ラマン」(1992年)とか湿度高めの作品もありますが、今作はカラッと明るいタッチです。

パン屋のマルタンは、隣に越してきたジェマとボヴァリー夫人を重ね合わせ、その考えに夢中になります。

「危険なプロット」(2012年) と同様、ファブリス・ルキーニは他人の生活を覗き見てソワソワする役柄。
彼の得意とするところなので新鮮味はありませんが、それなりに面白い。

マルタンの妄想の対象は、あひる口女優のジェマ・アータートン

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色っぽいというよりは、健康的で庶民的な雰囲気の、キユートな女優さんだと思います。
最近イマジカTVで放送してた「Tamara Drewe」でも、男達をメロメロにする役所でした。

ジェマがよろめく(死語?)相手を演じるニールス・シュナイダー。
こちらも、グザヴィエ・ドランの「胸騒ぎの恋人」(2010年)でモテモテの青年役でした。
しかし、個人的には今ひとつ魅力を感じない俳優さん。
ロバート・パティンソン系の顔は、どーも苦手です。

イギリス人の夫を持つフランス人・ウィジーのキャラが、プチブルジョアを皮肉っているようで面白い。
演じるエルザ・ジルベルスタイン(Elsa Zylberstein)さんは、とてもエレガント(主役と対照的)な女優さんなんですが、この滑稽な役もとてもお上手。

ジェマが着ている普段着のワンピースがどれも可愛くて。
フランス映画に登場する小さなプリント模様のワンピースは、きまっていつも可愛いんです。

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そう思い続けて30数年、私はこんなドレスが似合う年頃をすっかり過ぎてしまいました。シクシク

マルタンの愛犬ギュスが、ウエスティ(ウェスト・ハイランド・ホワイトテリア)の匂いを嗅ぎ付ける出逢いのシーンから、犬の愛らしさも随所で楽しめます。

最後に、ジェマ・アータートン、エディ・レッドメイン共演のTVドラマ「テス(Tess of the D'Urbervilles)」(2008年・BBC制作)が、イマジカTVで9月に再放送されます。
実は前回放送時に見逃したので嬉しいのですが、やっぱりテス役はナスターシャ・キンスキーのようなハッとする美女の方がいいんじゃないかなぁ。
未見なので、言いきることはできないんですけどね。

テアトル梅田 にて鑑賞

 

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