ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

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湖水地方で何度も深呼吸する 〜2015年6月の旅行 その5〜

6月7日 ウインダミア3日目

湖水地方(Lake District)も、とうとう最終日。
行きたい所がありすぎて迷います。
レイ・キャッスル(Wray Castle)は、ビアトリクス・ポターが家族と初めて湖水地方で休暇を過ごし、この地方のとりことなった場所なので気になる。
アンブルサイドからワーズワースの故郷グラスミア〜ライダル湖のフットパスも、すごく良さそう。

夜中の2時まで色々検索した結果、今回は雄大な景観を満喫できそうな場所に行ってみることに。
ポターが購入(後にナショナルトラストに寄付)し、映画「ミス・ポター」でも全景が映し出されていたターン・ハウズ(Tarn Haws)です。

まずはウィンダミア駅から出ているバスで、最寄り(たぶん)のバス停ホークスヘッド・ヒルを目指します
バスに乗る前に、駅前のスーパー Booths(ブーツ)でお昼ご飯の買い出し。

さぁ、ホークスヘッド・ヒルに着きました。
ここからはiPadにダウンロードしておいた地図だけが頼りです。
歩き始めて30分あまり、いつの間にか分かれ道で間違えていたようです。
少し戻って見つけた、このゲート。

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行くべきフットパスはこっちだった。危ない(汗)
お約束ですが、ゲートを開けて入った後は必ず閉めましょう。

小高い丘を歩いていくと、見えてきたのは Rose Castle Cottage です。

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こちらもナショナル・トラスト所有のホテルみたいなので気になっていたのですが、残念ながら宿泊客以外が利用できるCafeみたいなものはなさそうでした。
後で調べてみると、一泊£390〜(7万6千円位〜)と、お高い!
客室は2部屋だけのようです。

ここからさらに歩くと、ターン・ハウズが見下ろせる高台の道に出ました。

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この湖は近くで見るよりもこうして高い位置から見下ろした方が迫力があります。

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この日は日曜日で、トレイルランニング大会みたいなのが開催されていました。
沢山のランナー達が息を切らしながら、楽しそうに私たちの横を走っていきます。
がんばれ〜!

湖の近くまで降り、座って休憩&お昼ごはんにする事に。

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朝、ブーツで美味しそうに見えたクロワッサン。これが正解!
1つ200円足らずくらいで近所のPAULのより安いのに、バターの味がしっかりして美味!です。
イギリスでも美味しいパンはあるんだと認識。いや、失礼しました。
相方が食べていたサンドイッチは今ひとつっぽかったですけど。

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フルーツウォーター ↑ もスッキリしてて、好みの味でした。

ボウネスでは、団体で訪れていた中国や日本の観光客の姿がありましたが、ここでは全くみかけませんでしたね。
どちらかというと、国内から観光に来ている人が多そうな印象。

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家族連れで来ていたおばあちゃんが、こんなの ↑ に乗っていました。
オフロード用のスクーターみたいなのを、貸してくれるみたいです。

ターン・ハウズを一周と思ってましたが、この先の体力を考え帰路につく事に。

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丘の上では白い腹巻きのような模様の牛たちが、のんびりと草をはんでいます。

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今日は昨日ほど風が強くなくて、少し温かい。何より天気が良い ♪

30分程歩いて、モンクコニストン(Monk Coniston)に着きましたが、バス停のようなものが全く見当たりません。

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地図上ではここで喫茶店マークを見たのですが、そのカフェも閉まってました。

仕方ないので、コニストン(Coniston)の村まで歩くことに。

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コニストン湖沿いのフットパスをゆったりと歩きます。

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この道は整備されていて素朴さはあまりないのですが、気持ちの良いフットパスです。

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途中、ホテルを左手に通り過ぎると、村が見えてきましたよー。


村はこじんまりしていますが、ここの案内所はゆったりと大きい。
カフェでは皆さん楽しそうに、太陽の光を満喫していました。
対岸のブラントウッドには、美術評論家でターナーとも交流のあったラスキン(1819年〜1900年)の邸宅があります。
時間があれば、フェリーで行ってみたかった!

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ターナー「コニストン高原の朝」

バスに乗り、ホークスヘッド〜ウインダミア〜ボウネスへと一気に戻ります。
ベタな観光地ですが「ザ・ワールド・オブ・ビアトリクス・ポター・アトラクション」には行っておきたかったので。

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パンフレット(有料) 
入場料は大人6.95ポンド(2015年6月現在)

最初にポターに関する短い映画を見た後、ポターの絵本の世界が立体オブジェクトで再現されたアトラクションに入ります。

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後ろ姿が可愛くて、つい写真を撮ってしまいました。
このアトラクション、子供向きだとは思いますがなかなかボリュームがありますよ〜
他には小さなピーターラビットガーデンや、ポターや彼女が愛した湖水地方についての映像解説のコーナー、ティールームやギフトショップがあります。

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かさばらない物で旅の記念にと購入したのは、栞とミントタブレットの缶

その後、ボウネス・ピアの湖水のほとりでベンチに座って休憩。
ここの白鳥や鴨は全く人間を怖がりません。
というか、何か食べ物をくれないかとじっと側で粘っています。あげないけど(笑)

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ウインダミアまで戻り、フッシュ&チップス(多くのお客さんで賑わってました)をテイクアウトして宿に到着。

帰国してから、映画「ミス・ポター」で、ヒル・トップとして撮影された「ユーツリー・ファーム」が、ターン・ハウズから結構近かった事を発見。
あの時知ってたら足を伸ばしてたのに〜と残念です。
これは、また行かないと!です。

続く

 

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