ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

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連続放送に見るルイスの成長

先日、モース第16話でのルイスの浅はかさについて言及しました。
が、今日の放送分を見て「なんか悪い事言っちゃったかな」なんて気持ちにさせられる位、彼の行動に涙した私です。

Inspector Morse Season 6, Episode 1 “Dead on Time”(26 Feb. 1992)
主任警部モース 第21話「デッド・オン・タイム」

ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください

【あらすじ】
モースのオックスフォード大学時代の法学の教官ヘンリーが自宅で頭を打ちぬかれて死亡しているのが発見される。捜査当初は明らかな自殺と思われたが、主治医の証言により手足が不自由だったヘンリーが自分で銃を扱えた可能性はないことが判明する。
(AXNミステリーのサイトより転記させていただきました)

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この回のモースは、かつての恋人スーザン(Joanna David)に再開して、はしゃいでいます。
これまでも被害者や容疑者に恋愛感情を抱いては、アレレ?と思う行動に出るモースでしたが、今回は特にヒドい(笑)

恋は盲目なのか、いつもの推理はどこへやら〜
彼の頭には「スーザン=容疑者」という図式は全くないのか、無意識にそれを避けているのか。

一方、ルイスの勘は冴えてます。
容疑者となった娘婿のローズ(David Haig)の様子から、彼は犯人ではないと主張します。
ロンドンのフラットを調べ、この事件にスーザンが大きく関わっていたかもしれない事を示す留守番電話のテープを見つけます。

この回のルイスの気の配りようは、正直いきすぎだと思うのですよね。
スーザンが怪しいと思い始めた頃にそれを伏せるのはまだわかるものの、テープを見つけた後、すぐモースに報告すべきだったと思います。
重要参考人として身柄を確保していたら、彼女のその後も変わっていたはず。

最悪の結末を迎え、うちのめされるモースに、ことの真相を打ち明けられないルイスは、証拠になるかもしれないテープを捨ててしまいます。
ルイス! それはあかん!

それでも、モースに「誰があやしいと思っていたんだ」と聞かれ、苦し紛れに答えるルイスに、何故か私は胸が熱くなってしまいました。
なんでだろうな〜。これまでは「情に流され過ぎ」としか思えなかったのに。
年をとったという事でしょうか。

でも、やっぱり証拠隠滅は駄目ですよね。
無実のローズの裁判にも大きくかかわってくるかもだし。
第3話「死者たちの礼拝」におけるモースの裁判での偽証は許せるけど、この回の展開にはかなりモヤッとしてしまう私です。

連続放送だとモース&ルイスの距離の縮まり方や、ルイスの成長が早く感じられます。
今回は、悲嘆にくれるモースよりも、彼の心情を慮るルイスの人柄にホロリとさせられました

ところで、「主任警部モース」の悲しいラストとは違って、きっと「ルイス警部」の最終話は、爽やかで明るい話になると予想している私です。
ていうか、そうなって欲しい。それでこそ、ルイスだと思いますから。
で、ハサウェイ警部のシリーズが後を引き継ぐと良いですね。

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