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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

バディものに見る若手刑事の愛すべき「浅はかさ」

平日夕方18時からの連続放送、AXNミステリーのこの枠によく登場するのが「バーナビー」「フロスト」そして「モース」です。
もう何度も繰り返し放送されていますが、この時間帯に家にいる時は必ず見てしまいます。

Inspector Morse #016 “Second Time Around”(20 Feb. 1991)
主任警部モース 第16話「メアリー・ラプスレイに起こったこと」

今日は久しぶりにこのエピソードを見ました。
ここのところ「ルイス警部」を続けてみてたから、若いルイスが不思議な気がします。
そして、今回はそのルイスの「若さ」が目に付くエピソードです。

※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください

18年前に起きた少女(メアリー・ラプスレイ)の殺人事件にまつわる新たな殺人。
ドーソン警部(Kenneth Colley)は、少女殺人事件のときも容疑者だったレッドバス(Oliver Ford Davies)の無実を確信している様子。

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ドーソン警部の誘導により、新犯人へと導かれるモースとルイスですが、実は本当の犯人は別人だったという込み入ったストーリーです。
ドーソンの秘密を知ったモースはあえてそれを伏せ、事の成り行きを観察し真実を明らかにするので、なかなかカッコいいですね。

元々モースは説明が少ないというか、ルイスに「自分で考えろ」という態度なので、今回もルイスは全くドーソンの怪しさに気付いていません。
このドラマを見ていると、わけのわからないルイスがポカンとしている、そういうシーンに時々遭遇します(笑)

ルイスはおしゃべりで、浅はかな自分の意見もペラペラしゃべってしまう(笑)
それでも間違いに気がつくとすぐにあやまる、そういう素直さが彼の長所ですね。
思った事をすぐ口にするルイスとは違い、自分の内に籠るタイプのモースはまず自分の中で物事を消化させるタイプだと言えます。

そういう所は「ルイス警部」のハサウェイと共通するかもしれません。
こういう内向的な人には、やはりルイスのような人が必要なのかも。
「ルイス警部」での彼はすっかり思慮深くなり、ハサウェイの若さゆえの暴走をセーブする役割を担っているとも言えます。
屈託のなさと、角が立たないように配慮しながら人と接する社交性は、ずっと変わらないルイスの持ち味ですね。

こういったバディもの、刑事の上司と部下という関係性では、どうしても若い部下の軽率さが必要とされるようです(笑)
中でも「ジョージ・ジェントリー(Inspector George Gently)」のバッカス(Lee Ingleby)の熱血バカさ加減は、大のお気に入りです。
どこか情けないようなそんな役がバッチリ似合ってしまうリー・イングルビーは、すごくイギリス人らしい俳優さんだなと思います。

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そんな事考えてるとこのドラマ、がぜん見たくなってきました。
最近放送されてないから、リクエストしなくては!