ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

2014年を振り返る-1 〜やっぱり映画館が好き〜

新年あけましておめでとうございます。
何事もなく新しい年を迎えることができ、感謝です。
今年もよろしくお願いいたします。

さて、2014年に映画館で見た作品、特に「また見たい」と思う3本はこれでした。

「オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ」
「グランド・ブダペスト・ホテル」
「天才スピヴェット」

自分のレビューを見返してみると、「楽しいなぁ」の繰り返し。。。
ボキャブラリーが貧困ですね。トホホ。
それでも、楽しい作品だから仕方がない〜(←開き直り)
それに加えて、映像の美しいこと! 映画館で見る醍醐味が味わえます。

インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
なども含め、昨年は監督の作家性を感じる映画が印象に残りました。

そういう意味では
「クスクス粒の秘密」
アデル、ブルーは熱い色
も忘れられない作品です。


「ラッシュ/プライドと友情」
この映画も良かった。起承転結がハッキリしてて、感動できるし、事実を元にしているという点も共感を呼びそう。


そして「ナショナル・シアター・ライヴ 2014」の作品はどれも“ハズレ”が無くて、見応えがありました。

昨年上映された中で唯一の喜劇「ザ・オーディエンス」は、1月に再上映があるようで、特におすすめです。
歴代のイギリス首相の経歴や歴史的背景は、ある程度知っておいた方が楽しめると思います。

またフランケンシュタインは主演の二人の役が入れ替わるとこれだけ異なる作品になるのか〜という点も含めて面白いし、「リア王」「オセロ」といったシェークスピア悲劇ですら「ムフフ」と忍び笑いできる部分があり、ソレに対する苦手意識が払拭できたのも良かったです。

全体を通して印象に残る映画が若干少なかった昨年でしたが、このNTライブシアターの上映でかなりの充実感があったと感じます。
ローリー・キニア主演の「ハムレット」を見逃したのは残念ですが、今年上映の作品も楽しみだし、まだまだ期待しておりますよ〜。