読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「100歳の華麗なる冒険」 〜なるようになる〜

映画 は行

f:id:YURURI:20141113223909j:plain

公式サイト:http://www.100sai-movie.jp/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本: フェリックス・ハーングレン
脚本: ハンス・インゲマンソン
原作: ヨナス・ヨナソン
(2013年 スウェーデン制作 115分)
原題:The 100-Year-Old Man Who Climbed Out the Window and Disappeared

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
この日、100歳の誕生日を祝われるはずだったその老人、
アラン・カールソン(ロバート・グスタフソン)は、
ひょっこりと窓から施設を抜け出し、
バスに乗ってあてどない旅に出発。
その道中、ギャングの闇資金5000万クローネの
札束入りのスーツケースを入手したため、
警察とギャングに追われる身になってしまう。
(公式サイトより転記させていただきました)

窓から逃げた100歳老人

窓から逃げた100歳老人

 

原作は40カ国で翻訳され全世界800万部を越える
驚異の大ベストセラー

じいちゃんは、マイペースなのが良い!

主人公アランが老人ホームに入る事に
なったきっかけから始まる物語。
最愛の猫がキツネに襲われてしまう哀しい
エピソードなのに、なぜか笑えるという
このコミカルな雰囲気が、
映画の底辺にずっと流れています。

老人ホームを飛び出したアランには
当然のようにトラブル(本人はそう感じて
ない所がまた可笑しい)に巻き込まれます。

この現在のパートと並行して描かれるのが
アランの過去の物語です。この部分は
いかにも荒唐無稽なストーリーなのですが、
彼の飄々とした様子に、笑いを誘われます。
悲惨な生い立ちで、ひどい事もしてきてる
人生なのですが。。。結構ブラックです。

少しだけひっかかったのは、オッペンハイマー
登場するマンハッタン計画原子爆弾開発)の
エピソード。皮肉だとわかっていても、
被爆国民としては少々ナーバスになってしまいます。

ブラス楽器が奏でる大音量の音楽と
スコーンと抜けたようなコミカルなタッチが
エミール・クストリッツァの映画を思い出させますが、
全体的にもっと軽くて、明るい感じです。

f:id:YURURI:20141113223910j:plain

この可愛いローブは、グニラのを拝借してるのか?
流血事件の後も、超絶マイペースっぷりを披露。

優柔不断を絵に描いたようなベニー(ダヴィド・ヴィバーグ)と、
彼とは対照的に男前なヒロイン、グニラ(ミア・シュリンゲル)、
全く冴えない(笑)刑事など、脇役のキャラもユニーク。
あと、ギャングの下っ端達が思い切り間抜けなのも
お約束ですが、笑えます。ちなみにギャングの
ボス役は英俳優のアラン・フォードです。

それでも一番の魅力は、ロバート・グスタフソン演じる
アラン・カールソンの天然ボケ&自由奔放さでしょうか。
今日が人生最後の日になるかもしれないと思って
生きるなら、周りの事なんか気にしてられません。
彼ほどではなくても、自分の行きたい方向に向いて
突進していく、そんな老人に私はなりたい!なんて思います。

大阪ステーションシティシネマにて鑑賞