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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「アバウト・タイム ~愛おしい時間について~」

映画 あ行

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公式サイト:http://abouttime-movie.jp/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本:リチャード・カーティス
製作:ティム・ビーヴァン & エリック・フェルナー
製作:ニッキー・ケンティッシュ
製作総指揮:アメリア・グレンジャー
音楽:ニック・レアード=クロウズ
衣装:ヴェリティ・ホークス
編集:マーク・デイ
美術監督:ジョン・ポール・ケリー
撮影監督:ジョン・ガレセリアン
(2013年 イギリス製作 124分)
原題:ABOUT TIME

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
イギリス南西部コーンウォールに住む
青年ティム(ドーナル・グリーソン)は、21歳の誕生日に
父親(ビル・ナイ)から大きな秘密を告げられる。
それは、この一家に生まれた男達にはタイムトラベラー
としての能力があるという、信じられない内容だった。

 

レイチェル・マクアダムス、超売れっ子のようですが
正直、その若干ベタな感じのキュートさが苦手です。
それでも、リチャード・カーティスの監督&脚本の
ワーキング・タイトル・フィルムズ作品ですから
見逃すわけにはいかない!ということで。

結果、そこそこ楽しかったです。

物語そのものにはあまり入り込めなかったものの、
俳優達の魅力と美しい映像、温かくて柔らかい
タッチと笑い、そして何よりも音楽のセンス
抜群で、なんだか満足してしまうという
リチャード・カーティスらしい映画だと思います。
ある程度の基準以上の作品を提供してくれるという
安定感があります。

レイチェル・マクアダムス演じるメアリーの
ファッションもなかなか可愛くて、
眼鏡などの小物で変化をつけたり、
前髪のアレンジで表情が変わったりと、
このお洒落感も楽しさの一因です。

もしも、タイムトラベル出来るとしたら。。。。
私だったら確実な投資をしてガッポリ設けるのに〜
とか考えるのですが、そんな話は一切出て来ない(笑)

善良だけどモテない男子ティムは、その能力を
ひたすら恋の成就や、周りの人間の為に使うのです。
そういえば、ティムパパももっぱら読書の時間を
増やす為に過去に遡ってたみたいやし、なんて親子!

なので、タイムトラベルという現実感のない設定なのに、
物語の展開はデンジャラスでもドラマチックでもありません。
私のような不純な人間から見ると、ティムの欲の無さには
ちょっとした嘘くささを感じるものの、そこには
宝くじ当てた後に身を持ち崩す人と、
当てても堅実に生きて行く人の違いみたいなモノを
見た気がします。

それは、家族や友人に恵まれ健康に働ける事の幸せを大切にし、
それ以上の余計な欲に振り回されないという事かもしれません。
これはティムという人が育った環境が大きく影響してると
思うのですが、彼と父の愛情あふれる関係性が
良いのですよね。ビル・ナイ演じるパパが
飄々としていて、すごくカッコいい!

絶妙のタイミングでボケて(笑)、存在感を
アピールするティムの叔父さん役に
リチャード・コーデリー(Richard Cordery)、
ティムの妹キットカット(リディア・ウィルソン)の
恋人ジミーにドラマ「マーサ・コステロ」に出てた
トム・ヒューズなど、英国俳優てんこ盛りで楽しい。

このコーンウォールの海岸線は、他のイギリスの
寒々しい海岸線の景色とは少し違ってるようで、
それでも太陽ギラギラのリゾートなどとは
明らかに違う光の柔らかさと、落ち着いた
雰囲気がとても気に入りました。

大阪ステーションシティシネマ にて鑑賞。