ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

8月第1週・第2週の上映作品(大阪市内)で気になる映画と、「思い出のマーニー」について

ブログの更新が滞ってしまいました。

こう暑いと、駅から遠い映画館を
敬遠してしまいます。
とにかく、早く涼しくなって欲しい!!!!

 【8月第1週】

サンシャイン♪歌声が響く街
“SUNSHINE ON LEITH”
(シネ・リーブル梅田にて8月1日より上映)
英国の大ヒットミュージカルの映画化
「とにかくハッピーになれる!」という
キャッチコピーに釣られますねー

なまいきチョルベンと水夫さん
“Tjorven, Batsman och Moses”
(シネ・リーブル梅田にて8月2日より上映)
原作は、スウェーデンの児童文学作家、
アストリッド・リンドグレーン
1964年製作の映画がやっと上映される

ぼくを探しに」“ATTILA MARCEL”
(シネ・リーブル梅田他にて8月2日より上映)
アニメーション監督、シルヴァン・ショメによる
初の長編実写映画。期待が高まります

リュック・ムレ・コレクション
“Rérospective Luc Moullet”
第七藝術劇場にて8/2~8/8の1週間限定上映)
ヌーヴェル・ヴァーグの映画作家リュック・ムレに
興味のある方には、貴重な機会かも

【8月第2週】

イーダ」“Ida ”
(テアトル梅田にて8月9日より上映)
60年代初頭のポーランドが舞台
秘密めいた雰囲気とモノクロの映像に
心惹かれます

他にも、
テアトル梅田では、8月2日からまた
グランド・ブダペスト・ホテル」が上映、
シネマート心斎橋では、8月9日より懐かしの
レゲエ映画「ハーダー・ゼイ・カム」の上映も。
この期間はいろんな映画があって、迷いそうですね。


今週は、難波駅からすぐ ♪ のTOHOシネマズなんばで
「思い出のマーニー」を見てきました。

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公式サイト:http://marnie.jp/index.html

※ネタバレしてます

スタジオジブリ作品でめずらしく退屈してしまった〜
湖畔の景観など、幻想的で美しい映像は
心から楽しめたし、音楽も良かったのですが。
なんだか惜しい! 脚本の問題かもしれません。

まず少女二人の関係が、くすぐったいのを通り越して、
気恥ずかしかったのです。
女の子同士の会話、例えば「誰にも秘密よ」など
この手のささやきは、どうにも苦手なのですわー。

主人公の少女杏奈が心を閉ざし、そんな
自分が嫌いだという気持ちは想像できます。
彼女の悩みの原因が、私には被害者意識が強いなぁと
思えましたが、だとしても、彼女の心の中ではとても
大きな苦しみだということも想像もできます。

ただ、彼女は自分の思い通りにならない怒りを
周りにぶちまけているようで、
正直、好感の持てない主人公です。

一方で、杏奈が世話になる大岩夫婦や、
湿っ地屋敷の新しい住人・さやかなど、
見ているだけでなごむキャラクターも
登場するので、救われる部分もあります。
さやかのキャラは、過去のジブリ作品で
見かけた気がするような可愛らしさがあり、
結構愛着を感じました。

また、ネガティブでひねくれてる杏奈だからこそ
辛い境遇なのに明るく振る舞う健気なマーニーに
教えられるところが多いとも言えますよね。

しかし、舞台を日本(北海道)にする
必要性がよくわからりませんでした。
原作のままで良いのでは?

思い出のマーニー (新潮文庫)

思い出のマーニー (新潮文庫)

 

 ジョーン・G.ロビンソンの原作には興味津々です。

最後に、毎回言ってるような気がするのですが、
声優に関して。
声を聞いただけで顔が思い浮かぶような
有名俳優さんを起用するのは、やめて欲しい。

と言いつつ、「もののけ姫」を見たとき、
石田ゆり子は全く気にならなかったのに、
田中裕子には違和感を感じたので、
俳優としての知名度は関係ないのかも。。。
よくわからなくなってきた〜!
とにかく、今作品は3名程の女優さんが
違和感アリアリでした。残念。