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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

ジゴロ・イン・ニューヨーク 〜こんな男がモテるのだ〜

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公式サイト:http://gigolo.gaga.ne.jp/
※音声が出ますのでご注意ください

監督・脚本:ジョン・タートゥーロ
撮影監督:マルコ・ポンテコルヴォ
プロダクションデザイン:レスター・コーエン
衣装デザイナー:ドナ・ザコウスカ
編集:シモーナ・パッジ
キャスティングディレクター:トッド・テイラー
(2013年 アメリカ制作 90分)
原題:FADING GIGOLO

※ネタバレを含みます

【ストーリー】
失業中の本屋の元店主と、サエない花屋の
バイト男が、ジゴロを開業?!
ニューヨークの街にしあわせをばらまく、
小粋で笑えて、心温まるラブストーリー。
 (公式サイトより転記させていただきました)

軽い気持ちで見に行って楽しめる映画
また見たいなと思わせる、心地よさがあります。

軽快なジャズに乗せ、落ち着いた色調で魅せる
NYの町並みをバックに、しっとりとした大人の
淡い恋心が描かれています。もちろん、
W.アレンのマシンガントークも楽しめます。

マレー(ウディ・アレン)に持ち上げられ説得されて、
男娼となるフィオラヴァンテ役はジョン・タトゥーロ
個性的な役柄が多いタトゥーロと“カッコイイ”という
単語は全く結びつかなかったのですが。。。。

いやぁ〜、彼がすごく素敵に見えてくるから不思議。
この人が、名探偵モンクの弟・アンブローズと
同一人物なんて思えない位(笑)、クールです。

フィオラヴァンテは、美男でもなく若くもないのですが、
大人の女性にモテる要素を持つ男はこれダ!の
見本市みたいな存在なのですよね。
・話の聴き役になってくれて、余計な事は話さない
・気持ちを受け止め、寄り添ってくれる
・頭の回転が速く、ユーモアのセンスがある
・紳士的で、でもヤルときはヤル!(笑)
女性は紳士が好きですから、そこは基本で
プラス知性のある会話が楽しめて
温かみの感じられるような人間性が垣間見えたら
もうノックアウトですよ〜♪

今作、見ていて一番ニヤニヤしてしまったのは、
マレーの子供達。ボーッとしたキャラが可愛すぎる。
未亡人アヴィガルとマレーが話している横で
音楽を聞いてでノリノリになっていく様子もキュート!
今作、子供達の使い方が本当に良かった。

映画の中で、重要な役割でもある未亡人
アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)の気持ちには
あまり寄り添えなかったというか、
心に響くものがなかったなー。
私自身が、厳格な宗派のラビ(ユダヤ教の指導者)と
そのコミュニティみたいなモノに、漠然とした
反感を抱いてしまうせいなのかもしれません。

逆に、やりたい放題に見える
女医パーカー(シャロン・ストーン)の
ちょっとした空しさや哀しさの方に
興味を惹かれます。アヴィガルの役柄には
ちょっと“キレイゴト”みたいなものを感じたのです。

W.アレンの作品に比べると、皮肉もキツくないし
ちょっとボヤッとした印象でエッジは効いてないのですが
この作品の持つ軽やかさは、結構好きです。

二人の会話、マレーの屁理屈とも言えるセリフも楽しいし。
フィオラ:「君は病気だ。病院に行け」
マレー:「行ってるよ」
マレー「君は、前向きに汚らしい事をしている」
などなど、クスッと笑えます。

シネ・リーブル梅田 にて鑑賞