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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「her/世界でひとつの彼女」〜体温が感じられない〜

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公式サイト:http://her.asmik-ace.co.jp/

監督・脚本:スパイク・ジョーンズ
製作:ミーガン・エリソン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
美術:K・K・バレット / ジーン・サーデナ
衣装:ケイシー・ストーム
音楽:アーケイド・ファイア / オーウェン・パレット / カレン・O
(2013 アメリカ制作 126分)
原題:HER

※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください

なんだか、とってもつまらない
とはいえ、この恋愛物語に入り込める方には
案外素敵な映画なのかもとも思います。

私には、全く合わない映画でした。
しかも、無駄に長かったし(笑)
ここまで言い切る事は滅多にないんですけどね。

近未来のロサンゼルス、傷心の
セオドア(ホアキン・フェニックス)が
最新型のAI(人工知能)型OSに恋をするという
お話ですが、AIが人間性のようなモノを持つのは
特に目新しくもないし、どこまでも男性目線な
描き方には好感が持てませんでした。

恋の相手が自分の使うOSですから、趣味・嗜好
他の個人的なデータを全て把握されている訳で、
そんなのってつまらないなぁ〜と私は思うのです。
お互い相手の事がわからないから興味を持って、
好きだから相手を知りたいという要望が生まれるのに。

しかも、サマンサという名前のこのOSは
勝手にセオドアの過去の文章を編集して
出版社に送ってしまうという技まで繰り出します。
これって、私だったら腹立たしいけどな〜。
サマンサには「こんな風に対応すれば、操作主が
自分に夢中になる」というプログラミングが
されていたのでは?なんて邪推を、最初からしてた
私は、やはりひねくれ者なのかもしれません。

2日前に見た「クスクス粒の秘密」に登場する
人物達は皆、その息づかいが聞こえるような
生々しさがあってそこが魅力的だったのですが、
この映画はその対極というか、全てが作り物に
見えてしまって、ずっと白けた気分から
抜けきれなかった、というのが正直な感想です。

久しぶりに外したな〜という感じですが
まっ、そんな時もありますよね。それに、
Karen O の“The Moon Song”は良い曲ですから

大阪ステーションシティシネマ にて鑑賞