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ゆるり鑑賞 Yururi Kansho

映画や海外ドラマ、たまに本の感想を基本ネタバレで

「バチカンで逢いましょう」笑う門には福きたる

映画 は行

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公式サイト:http://cinematravellers.com/vatican/

監督:トミー・ヴィガント
脚本:ジェーン・エインスコー、ガブリエラ・スペーリ
原案:クラウディア・カサグランデ
製作:アンドロ・スタインボーン、ガブリエラ・スペーリ
撮影:ホリー・フィンク
美術:パトリック・スティーヴ・ミュラー
音楽:マルティン・トードシャローヴ
編集:シモン・ブラージ
(2012年 ドイツ制作 105分)
原題:OMAMAMIA

※ネタバレを含みます。結末に触れていますので、ご注意ください

【ストーリー】
夫を亡くしたマルガレーテ(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)は、
娘マリー(アネット・フィラー)達とのローマ旅行が中止になり
ローマ法王教皇)に会うため、たった一人でバチカンに向かう。
敬虔なカソリック信者として、これまで夫と幸せに暮らしてきた
マルガレーテだが、彼女には法王の前で懺悔しなければ
ならないことがひとつだけあった。

“オマ”(おばあちゃん)ことマルガレーテが、カナダから
はるばる訪れた地ローマで騒動を巻き起こし、最終的には
彼女も周りも幸せになる〜というかなりベタな展開のお話です。

あまりにもドタバタとした展開がちょっと雑さを醸し出したり、
マルガレーテの周りのイタリア人が何故か皆ドイツ語を話せる
というご都合主義だったりしますが、そんな細かいことは
まぁ気にせず、大らかに気持ちで見ようと思わせる力が
この作品自体にはあります。

マルガレーテは、ローマでバイエルン料理店に入ります。
が、出て来た料理は不味い上にちっともバイエルンのものじゃない。
業を煮やした彼女は、勝手に厨房に入り自分で料理をします。

このあたりもかなり強引なんですけどね。(;^_^A
この後、彼女がこの厨房を任されて店が繁盛するのは、
「バグダッド・カフェ」(1987年)で、異国人で
旅人でもあるヤスミンが、一躍カフェの人気者になる
展開と似ていますね。

マルガレーテの娘マリーは、母親や子供達に対しては
過干渉で、夫の事には無関心。でもこの夫がマリーに
べた惚れで優しくて、ほんわかします♪
この若干強迫神経症ぎみのマリーは、演じてる方の
コメディエンヌ的魅力で、面白くて可愛いキャラクターに
なってました。

孫のマルティナ役の女優さんは魅力的だなぁと
思ったら「ゲーテの恋」(2010年)でヒロイン役だった
ミリアム・シュタイン。そして、マルティナの恋人
シルヴィオ役は「ポー川のひかり」(2007年)で
主役だったラズ・デガンです。

また、マルガレーテのロマンスの相手ロレンツォ役に
ジャンカルロ・ジャンニーニと、豪華俳優陣の個性が
ぶつかり合い、良いケミストリーが生じてます。

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オマ、ママ、そして娘と、かしましく楽しい三世代

予想どおり、バイエルン料理はどれもカロリーが
高そうなものばかりでしたが(笑)、ドイツの
デザート、カイザーシュマーレンを作るシーンを
見ると、がぜん甘いものが食べたくなります。
公式サイトにレシピも載っていましたので、
手作り派の方はぜひ! 私は作りませんが(笑)

シネ・リーブル梅田 にて鑑賞。